お笑い芸人のムーディ勝山(31)が、「右から来たものを左へ受け流すの歌」で連日テレビを賑わせたのは2007年の頃。しかし、最近ではめっきりその姿を見ることはなくなった。
「僕が受け流していたつもりが、自分が世の中に受け流されてました。今はどんな誘いも受け流しません!」
取材場所の喫茶店に二日酔いで現われたムーディ、先輩芸人の誘いを絶対に断わらないことも仕事を得るための重要な戦略だ。
ピーク時に640万円あった月収も今は数万円。「『成り下がり』って本でも書こうかなあ……」と呟いてトイレに向かい、戻ってきたのは20分後。そんなムーディに、テレビで生き残る秘訣について聞いてみた。
「俺が聞きたいですよ!」
ムーディは顔を引き攣らせながらそう言い残し、夜の街へと消えていった。
※週刊ポスト2012年5月4・11日号