『ジョークで読む国際政治』の著者でジャーナリストの名越健郎氏はジョークに対して非常に造詣が深い。そんな名越氏から北朝鮮の弾道ミサイル発射にまつわるジョークを教えてもらった。
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【北朝鮮が「衛星」と称する弾道ミサイルの発射を発表すると、故金正日総書記の長男、金正男氏が弟の金正恩最高司令官にメールを送った】
「東京ディズニーランドと香港ディズニーランドは破壊しないでくれ」
【オバマ米大統領が北朝鮮のミサイル発射は米朝合意違反だと非難し、食料支援の凍結を発表。「国民は飢餓に陥り、デモやストが発生するだろう」と警告した。金正恩氏が反論した】
「心配ない。国民は20年前からハンガーストライキをしている」
(北朝鮮が13日に発射した「衛星」と称する弾道ミサイルは、発射直後に空中爆発し、大失敗に終わった。過去3回の実験と比べても最大の失敗で、技術開発能力のお粗末さを示した。金正恩体制にとって不吉な船出であり、3代世襲に赤信号が点滅しつつある)
※SAPIO2012年5月9・16日号