スマートフォンでプロ顔負けの写真を撮るにはどうすればよいのか。写真家・宮澤正明氏は「露出とピントは最低限必要ですが、『Camera+』などのアプリを使えば簡単にできる」という。『iPhoneキレイ撮りカメラ入門』(小学館)の共著者である宮澤氏と、モデルでマルチクリエーターのまつゆう*さんの2人が、スマホを使って夜景をキレイに撮るテクニックについて語り合った。
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まつゆう*:夜景とか暗いところでの撮影は、キレイに撮りたいのに撮れないことが多いんですよ。普通に撮ったら暗すぎて全然写ってなかったり、光がブレて写ったり、フラッシュボタンを押して撮ったら、一応写ってはいるんだけど、全然雰囲気のない写真になっちゃったりして……。
宮澤:夜景を撮るのは難しいけど、あんまりカタくならずに楽しんで撮ってほしいなと思うよ。基本的に、写真って真っ暗だと何も写らないから、どうしても光が必要になる。だから、こういったタワー(写真参照)や街のキラキラした夜景みたいに、被写体そのものが光を放っているものは撮りやすいよね。ただ、どう撮りたいかがポイントになるんだけど。
まつゆう*:どう撮りたいか? ですか。“キレイ”に撮りたいといっても、いろんな種類の“キレイ”がありますもんね。
宮澤:そうそう。たとえば、カチッとキレイに撮りたい場合は、この写真みたいに、ピントはタワーそのものに合わせて、露出は中間部分(この場合タワーと一番くらい空の境界線)に合わせると、キレイに撮れる。だけど、あえて幻想的な感じにしたいなら、暗い空に露出を合わせて、あえて光が飛んだ感じで写すのもありだと思うよ。
撮影■宮澤正明
※『iPhoneキレイ撮りカメラ入門』(小学館)より