古事記1300年を記念して、日本各地でさまざまなイベントやニュースも増えている。注目の情報をお見逃しなく! ここでは5つのトピックスを紹介しよう。
【「神話博しまね」7/21~神話の再現や伝統芸能など】
「神話博しまね」(神々の国しまね実行委員会)の主会場は出雲大社周辺。神話を再現した「神話映像館」や伝統芸能が見られる「しまね魅力発信ステージ」で、神話と島根の魅力を満喫。開催期間中は神話ゆかりの地を巡るバスツアーなどさまざまな催しが。
【古事記ガール急増中「記紀・万葉プロジェクト」】
「本物の古代と出会い、本物を楽しめる奈良」の実現を目標に古事記、日本書紀、万葉集等の歴史素材を活用し、地域の魅力再発見を目指した取り組み。奈良県ならの魅力創造課では、HPを作成し、記紀・万葉の楽しみ方を広く提案している。たとえば“歴史ふれあい旅のススメ”ではテーマごとに記紀・万葉集のエピソード&ゆかりの地を紹介。それを見てゆかりの地を訪ねる古事記ガールが増えている。
【古事記1300年・出雲大社大遷宮特別展覧会「大出雲展」7月28日~】
古事記編纂1300年、そして平成25年に約60年ぶりに行われる出雲大社大遷宮を機に、京都国立博物館では、出雲の古社、かかわりの深い古寺の宝物と出雲の重要遺跡から出土した品々を一堂に紹介。出雲神話と出雲大社の成り立ち、古代・中世の出雲で育まれた神と仏への祈りのかたちを展望する。
【神話スポット巡りの旅企画も!】
4~10月に宮崎、四国、信州・諏訪、出雲、大和の5つの神話伝承地を巡るツアー(クラブツーリズム)。国生みや天孫降臨、出雲神話などのゆかりの場所を旅する。1回の参加から受け付ける。「古事記編纂1300年 日本神話の世界を旅する 専属歴史講師同行」東京出発5万8000円~。
【太安万侶の遺骨を分骨】
古事記を編纂した太安万侶の遺骨が、一族の拠点だった奈良県田原本町の多坐弥志理都比古神社(多神社)に分骨されることになった。太安万侶の遺骨は33年前、奈良市内の茶畑から銅製の墓誌入りで見つかった。遺骨はその後、奈良市内の寺に安置されていたが、今回、子孫が宮司を務める多神社が交渉し、分骨が実現した。
※女性セブン2012年5月10・17日号