日本に全50基ある原子炉はすべて運転停止となった。これがこのままこの国の「日常」となるのだろうか――。
運転せずともそこにある原発の姿として、ここでは鹿児島県薩摩川内市の川内(せんだい)原子力発電所を紹介しよう。
■営業運転開始年/1984年
■総出力/178万kW
■基数/2基
■基準地震動(自身の想定ガル)/540
■想定される津波の波高/3.7m
鹿児島県西部、東シナ海に面し、中規模の原子炉2基を有する。出力159万kwという国内最大級の3号機の建設計画があったが、震災により着工時期は未定。周辺に活断層が複数あると見られており、問題も多い。
撮影■太田真三
※週刊ポスト2012年5月18日号