1970年には6万1689人だった女性の再婚件数は、その後、徐々に増え続け、2009年には11万6420人と約2倍に(厚生労働省『人口動態統計年報』調べ)。しかし、再婚=ハッピーエンドというわけにはいかないのが人生。再婚で幸せになれるのか? 実際に再婚の道を踏み出した中島香奈恵さん(33)に、1度目の結婚が終わった原因から、どのようにして再婚に至ったのか、そしていま何を思うのかを聞いた。
中島さんは21才で結婚。長男を出産したが夫の浮気が原因で離婚。その後、実家に頼って生活していた。24才のとき職場の上司(バツなし独身)と交際が始まった。
「結婚を前提にしていたので、デートは常に子供も一緒。彼の母親とも仲良くしていたんですが、私が妊娠したとたん彼の母親が大反対。ひとり息子の彼はマザコン気味だったので、4年もつきあっていたのに私たちより母親を選んだんです。それで結局、子供は堕胎して別れました」
そんなとき支えてくれたのが、現在の夫・忠さん(仮名・33才)だった。
「彼とは幼なじみで連絡は取り合っていたので、私の離婚や破談の話もしていたし、彼もバツイチだったので話が合い、家族のような雰囲気で、すぐに再婚の話になりました」
中島さんの両親が反対したが、忠さんが両親のもとをわざわざ訪ねて説得してくれ、両親も納得。
「再婚後、いまの夫との間に長女が生まれたのですが、夫は長男をすごくかわいがってくれ助かりました。いまも夫と長男は仲が良く、きょうだいもとても仲良くて、再婚して本当によかったと思っています」
現在の家族構成は忠さんと、香奈恵さんの連れ子である長男(12才)、忠さんとの子供である長女(1才10か月)。「長男は不思議と夫に似てきました」と中島さんは語る。
※女性セブン2012年5月24日号