第三者からの卵子提供によって、昨年1月に長男・真輝くん(1才)を出産した野田聖子議員(51才)。2154gで誕生した愛息は、生まれる前から臍帯ヘルニアと心臓疾患という大病を患っていた。そのため、生まれてすぐにNICU(新生児集中治療室)でいくつものチューブにつながれ、機械に囲まれた生活を余儀なくされてきた。
野田氏は、その壮絶な闘病の日々をブログに綴っているが、近ごろは、いまだ退院できていないものの、笑顔の真輝くんの写真であふれており、ゆっくりながらも着実に回復、そして成長しているようだ。
そんな野田氏のブログに、母親・弘子さん(78才)が登場したのは、5月1日のこと。真輝くんの見舞いに弘子さんと一緒に行った際のことを綴っているのだが、母と息子が触れ合う様子を見つめながら、弘子さんがある症状にかかっていることを打ち明けたのだった。
<老人性うつに、悩んでいる母、そして娘のノダ。ムスコといるときの朗母には、うつはない、ただただ、必死の孫の付き添い。お互いに、弱きを支えあう関係もいいのですね>
弘子さんがかかっている“老人性うつ”とは、高齢者がかかるうつ病のことで、通常のうつ病に比べて、認知症によく似た症状の病気だ。無気力になったり、物忘れが激しかったりするという。
また、認知症と顕著に違うのは、自殺願望を抱くことだ。現在、国内で約100万人いるといわれる、うつ・躁うつ病患者の4割は60才以上と、高齢者の患者は年々増加傾向にある。老人性うつは、うつが判明した段階で病院に通い、適切な治療をしなければ、認知症に移行する可能性もあるという。
※女性セブン2012年5月24日号