5月13日の「母の日」を目前にした5月8日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで、花王の柔軟仕上げ剤「ハミングNeo」の発表会が行なわれ、CMキャラクターの佐藤隆太(32)と本田望結(ほんだ・みゆ、7)が登場。応募者の中から抽選で100名に、子供が描いたママの似顔絵をバスタオルにしてプレゼントする「ハミングNeo 世界でたったひとつだけ ママの似顔絵バスタオルキャンペーン」にちなみ、望結ちゃんは自身が描いたママの似顔絵のバスタオルを披露。佐藤隆太とふたりで「母の日」にむけて、プレゼントを贈る予行演習を行なった。
望結ちゃんは2004年6月1日生まれ。テレビドラマ「家政婦のミタ」の阿須田希衣役で一躍脚光を浴びた子役だが、「ハミングNeo」のCMでは、同商品を使ったタオルで父親役の佐藤に顔を包まれて、「フワッフワだね」と幸せ一杯の表情を見せている。
この「フワッフワ」という言葉がCM最大のポイントということで、本人は「なるべくフワフワな感じにしたくて、佐藤さんとどっちの発音がフワフワか競争になりました」と、記者たちに語った。
コツはどうやら「フ」の発音にあるようで、記者の分析だが、望結ちゃん方式では「ホ」に限りなく近い「フ」を発音した後に、短く軽く「ワッ」を付け加える感じだ。こういう工夫を自らするあたり、やはり並の子役でない。
競演した佐藤隆太は、実生活でも2歳半の娘を持つイクメン。「もう、望結ちゃんのかわいさにはかなわないので、そこに甘えていこうと思いました」とメロメロの様子だ。
報道陣から望結ちゃんに「佐藤さんと競演してどうでした?」と質問が出た際には、「いやもう大先輩ですから……」と大人びた回答。これにはさすがに佐藤も「そこはそういう言い方はしなくていいよ」と軽く突っ込みを入れた。
また発表会の最後には、望結ちゃんの特技が「家政婦のミタさんモノマネ」と知っている記者から、「ミタさんになってタオルのフワフワ感を表現してください」と無茶振りが入った。佐藤からは「望結ちゃん、何でもやらなくてもいいんだよ」と助け船が入ったが「いや、やります」と力強く宣言した望結ちゃん。
佐藤や報道陣が固唾を飲む中、いままで満面の笑みだった望結ちゃんが完璧に「素」の表情になり、そして冷静かつ小さな硬い声で「……このタオルは、すごくふわふわデス」とモノマネを披露。思わず記者とスタッフから、拍手が巻き起こった。
CMでは「ハミングNeo」の“肌ケア仕上げ”に包まれている望結ちゃんだが、そのかわいらしさに記者たちの方が、フワッフワに包まれたような気持ちになった発表会であった。