26才で自民党の衆議院議員として当選直後、テレビ番組で「黒塗りのハイヤーに乗って料亭通いしたい」などと発言し、話題になった杉村太蔵前衆議院議員(32才)。2010年に落選し、現在はテレビ番組でタレントとして活躍中だが、そんな彼の現状を妻はどう見ているのか。本人に聞いた。
――奥さんはタイゾーさんのいまの活躍をどう見ています?
「喜んでくれています。議員時代よりもイキイキして輝いていると」
――テレビ番組では“薄口政治評論家”という肩書がついているのに?
「あの肩書、実はとっても気にいっているんですよ。薄口政治評論家なんて肩書、私ぐらいにしかつかないですからね」
――そんな肩書で喜んでるのはタイゾーさんぐらいだと思いますが…。
「だいたい政治なんて誰に語らせても難しいんですよ。政策を難しい専門用語で語ろうと思ったら、いくらだって話すことができるんです。でも誰にでもわかりやすく話をしようとするとどうしても“薄口”になるんですよね。
私も議員時代からずいぶんバカにされてきましたが、例えば現在ニートやフリーターの中から“杉村太蔵みたいなバカな奴でも政治家になったんだから、おれだってできるはずだ”っていう人が出てきてくれたら最高にうれしい話ですけどね」
――タイゾーさんは、議員に当選してすぐ「料亭通いしたい」といっていましたが、実際に行きましたか?
「行きましたよ。先輩の議員に連れられて。赤坂も銀座も行きましたね。最初、連れていってもらったときは、これが噂に聞く料亭か…とやたら感動しましたね。ビールが非常においしかった記憶があります。あぁ、普通の居酒屋で飲むのとは違うんだなあって」
――あの発言でずいぶんバッシングもされましたよね。
「ただ、うちの家内がいうのはね、あの“料亭発言”がなければいまの私はいないっていうんです。確かにそうでなければ、誰からも注目されなかったでしょう。
いまから6年ほど前の発言ですが、いまだにこうやって覚えてもらっている。これだけ語り継がれている言葉というのは長嶋茂雄さんの『わが巨人軍は永久に不滅です』ぐらいでしょうね。それと同じぐらいの名言と断言できますね(笑い)」
※女性セブン2012年5月24日号