「ろくでもない男で『結婚しよう』が口癖」(テリー伊藤)
「お前が泣いてる場合か! 泣きたいのは(二股された)彼女たちだろ」(泉谷しげる)
「芝居がかってる。次は質問が出尽くすまで会見をやったらいい」(山路徹氏)
モデルの冨永愛(29)と料理研究家の園山真希絵(34)との二股交際が発覚した塩谷瞬(29)に対する男性陣のコメントはいずれも辛辣だった。
実際、二股や涙の謝罪を見て、「男らしくないヤツだ」とテレビの前で眉をひそめた読者も多いだろう。 ところが“被害者”側であるはずの女性たちからは、意外な声が聞こえてくる。
「世の中の男性はイケメンが大っ嫌いで、何かあったら叩こうと思っているぐらいの、憎しみの念すら感じました。イケメンじゃない人が浮気とか不倫をしてもあまり叩かれないのに、イケメンだけがもの凄く罪が重くなるのはどうしてなんでしょうね。男の嫉妬の恐ろしさが分かりました」
というのはコラムニストの辛酸なめ子氏。さらにコラムニストの北原みのり氏にいたっては、
「女性2人は顔も性格も全然違うタイプで、彼の方が騙したというよりも、女性側が寄っていった感じがします。そう思うと、彼はどんな女も受け入れる度量の広い、深い男なのではないかと。だから二股を知っても、女性は割と彼のことを嫌がっていませんし、彼を好きになる女性がきっと増えると思いますよ」
と“高評価”を与える。
漫画家・内田春菊氏は自らも二股経験者と明かし、塩谷に対して同情を寄せる。
「私の場合、付き合っている相手に不誠実さを感じたり、辛い目にあったりした時に、別に優しくしてくれる人が現われると、その人のことが好きになってしまうことが多かった。自分なりに悩んでその理由を分析してみると、親に愛されなかったという生い立ちから、誰もいなくなるのが怖かったんです。親のところに戻れないから、男友達も、どうしても複数になってしまう。もしかすると、塩谷さんも同じなのでは……」
実際に、塩谷はかなり辛い幼少期を過ごしたようで、両親が離婚して物心ついた頃には母親がいない生活。生きるために小学4年生の時から働き始めたという。
※週刊ポスト2012年5月25日号