2006年ミス・ユニバース世界大会2位となった知花くらら(30才)や2007年同1位となった森理世(25才)ら、ミス・ユニバース・ジャパンの栄光の裏側には公式栄養コンサルタントのオーストラリア人・エリカ・アンギャルさん(42才)の存在があった。今年のミス・ユニバース日本代表に選ばれたのは東日本大震災の被災地・仙台出身の原綾子さん。彼女は大会のとき、被災地復興のためスピーチする姿が感動を呼んだ。
そして、エリカさん自身、震災に心を痛めたひとり。多くの外国人が日本を後にするなか、オーストリア人で、世界的ワイングラスメーカー「リーデル・ジャパン」の社長でもある夫のウォルフガングさんとともに日本にとどまった。帰国しようとは一度も思わなかった。
「過酷な状況にあっても他人を思いやるやさしさや、食糧配給の列に何時間も待つ日本人の姿に感銘を受けました。私が日本を離れたくなかったのは、ここ(日本)が16年以上も暮らしたHOMEだからです。役立ちたいし何かしないと胸が張り裂けそうで。もし日本がダメになったら私も一緒に運命として受け止めようという気持ちがありました。
震災当日、私は自宅(都内)で仕事をしていました。居ても立っても居られなくて、その後、石巻へボランティアに行きました。現地の人は大変な思いをしていましたが、食事によってストレスを減らすことも大切だと感じました。食事、リラックス、睡眠、すべてのバランスがとても大事です」(エリカさん)
日常に忙殺されていても、何気ない心がけで美人になれるという。さらに、何才からでも、美女になれるという。
「いつだって美人になれます。美女の定義は“健康で、ハッピーでいる”ということです。目標に向かって頑張っている人はとても魅力的。Happiness is best cosmetic.…幸せがいちばんのコスメですから」(エリカさん)
※女性セブン2012年5月24日号