「交流戦を制する者はペナントを制する」という言葉通り、例年、交流戦で好成績を残したチームはリーグ優勝に大きく近づいている。それゆえに各チームは、普段対戦しない相手の研究に余念がないのだが、中には一風変わった闘志を燃やす選手たちも……。交流戦だからこそ実現する「因縁対決」の見どころを一つ紹介しよう。
今年の球界の話題といえば、巨人にFA移籍した杉内。彼の交流戦でのライバルは、古巣のソフトバンクで復活を遂げた新垣だ。
同い年の2人は義理の兄弟にあたる。
「奥さん同士が実の姉妹で、杉内夫人が姉。お互い大事な年であるうえに、初めてチームが分かれたことで“向こうの家には負けるな”という新たなプレッシャーが生まれる。一般家庭と同じで、年俸や成績など、色々な面で比較される。特に姉側の杉内は、負けるわけにはいかず大変でしょうね(笑い)」(巨人番記者)
夫人2人が並んで仲良く観戦、とはいかないか?
※週刊ポスト2012年5月25日号