二股が発覚し全国に名を轟かせた塩谷瞬(29)。これまでにも羽賀研二やいしだ壱成を始め二股を報じられた有名人は多いが、不思議と女性有名人の二股が露見したことはほとんどない。女性は二股をしないものなのか? いや、そんなことはあるまい。
「女性のほうがうまく二股をしていますからね。男性の二股はバレるけど、女性の二股はめったにバレません。男性は自分が二股をかけていても、女性の二股を疑いませんから。今や、女性がよほど“この人1人”と決めてなければ自然に二股になっていっちゃうんじゃないでしょうか」(コラムニストの北原みのり氏)
男の場合、二股をかけていることに罪悪感を覚え、それが態度に表われてしまいがち。一方、女性は平然としているうえ、男が全く疑っていないため、気づかれることはないというのだ。
どちらか1人に決められないという32歳のOL。
「2年付き合っている同い年の彼のほかに、取引先の妻子ある年上男性と交際中。平日は彼氏は忙しいので不倫相手と会い、週末は彼と一緒に過ごす。どちらの人とも私の家で会うし、パジャマも兼用ですが、私にもう1人いるなんて疑われたことは一度もありません」
同じ二股でも、男の序列をはっきり決めている女性もいる。
「付き合っている彼氏がいるんですが、男友達に『彼氏がいてもかまわないから』と迫られてしてしまった。以来、会える時に会ってセックスする関係になりました。もちろん彼氏を優先していて、急に彼氏と会えることになったら、先に約束していても『ゴメン、今日彼と会うから』っていえます。男友達と一緒に寝ている時に彼氏から電話があっても、ちゃんと出ますよ」(38歳・OL)
ここまでされたら、怪しさなどみじんもないだろう。
いずれのケースでも驚かされるのは、女性たちの二股に対する罪の意識の薄さだ。20歳・女子大生がいう。
「彼氏は彼氏、セックスフレンドはセックスフレンド。目の前にいる人にちゃんと集中してますからこれって二股じゃないでしょう?」
※週刊ポスト2012年5月25日号