約5兆円市場といわれる風俗産業の中で、半分(約2兆4000億円)を占めるのがデリヘル。シルバー世代のデリヘル市場の好況につき、“60歳未満お断わり”を謳い文句にしてオープンした店がある。昨年11月都内に開業した「こころあわせ」(60分1万5000円~)である。なんと同店はSEXカウンセラーの肩書きを持つ女性店長が開業したのである。
「シニア世代の遊び場所って少ないんですよ。風俗に興味があっても、電話するのが恥ずかしかったり、中折れを気にされたり。だからシルバー世代に特化した店を作ることで、そんな不安を解消してあげたかった」
同店の女性はOLや主婦など一般女性がほとんど。風俗嬢待機室はなく、“完全予約制”という。
「お客様のリクエストを数十分の電話カウンセリングでくみ取って、私がそれに見合った女性を数人紹介する。その中から一人をお客様に選んでいただく。皆様の特徴としては風俗慣れした女性より、ウブな素人をリクエストされる点ですね。
人気プランにデートとヘルスが組み合わされた『恋人コース』(60分1万8000円~)があります。お客様は性的サービスよりキスや手を繋ぐといった行為で“青春体験”を楽しんでいる。そんな印象があります」
※週刊ポスト2012年5月25日号