離婚裁判で証拠として提出されたDV音声が流出してしまった高嶋政伸(45才)に続き、早乙女太一(20才)と恋人・西山茉希(26才)の壮絶喧嘩が明らかに。芸能界でDVが相次いでいるが、玉置浩二(53才)にもこんな過去があった。
安全地帯の大ヒット曲『ワインレッドの心』。これは、当時19才だった石原真理(48才)のために、玉置が作った曲だった。
1985年、ふたりの不倫愛が発覚するや石原は記者会見を開き、「小学生のような恋をしています」との名台詞を残した。しかし1986年2月、石原は腰椎骨折で入院する。自宅マンションで転んで腰を打ち、救急車で運ばれた、というのが当時の説明だったが、後に発表された著書『ふぞろいな秘密』(双葉社刊)で、真相がこう明かされた。
<優しい顔が豹変し、夜叉のような顔をして何度も叫びながら私を殴り、私がその勢いで倒れると、後ろから腰の当たりを何度か足蹴り>
それでもふたりはしばらく交際を続けた。しかし結局は玉置のエスカレートするDVが原因で、1986年9月に終わりを迎えた。
それから23年後の2009年2月、電撃的な再会を果たし、結婚を発表、日本中を驚かせた(同年8月ごろ破局)。
心療内科、精神科が専門の『くじらホスピタル』の上村順子医師はこう説明する。
「DVには一定のサイクルがあります。殴ったあとに、甘い言葉をささやく蜜月期があり、そこでは“愛しているから殴った”などといって土下座して謝ったり、時には涙を流したりもする。でもその頭の中は、自分の行為を反省しているというよりも、彼女を手放したくない思いでいっぱいなんです“行かないで”“逃げないで”って。
その後平穏期(蓄積期)という何もない時期がある。この何もない時期に、男のほうでいろんな感情が蓄積されて暴力が爆発するんです。殴られているほうは、それが繰り返されることでマインドコントロールされるんですね」
※女性セブン2012年5月31日号