新学期が始まって1か月。子供が新しい学校やクラスに慣れるか心配だけど、それ以上に気がかりなのがママ友との関係。東海テレビ制作の昼ドラ『七人の敵がいる!』(フジテレビ系)では“ママ友バトル”が描かれているが、実際にあったコワ~イ体験談とは?
仲間はずれはよく聞くけれど、なかにはこんな“仕分け上手”なママも。趣味がビーズアクセサリー作りという同級生ママから「これ、○○ちゃんママにだけ、ほんの気持ちだから」といって手作りリングとネックレスをプレゼントされたC子さん(37才・医療事務・中2の娘)。せっかくいただいたんだし…とクラスの保護者が集まるお茶会に出席する際、身につけて行くと、ママたちの視線が一気に集まった。
「同じグループのママ友が“ねぇねぇ、それDちゃんママお手製でしょ? いくらだった?”“断れなくて、買っちゃうよねぇ。私は材料費で1500円払わされちゃった”というんです。
どうも、気にいったママにはタダであげて、さほど好きでもないママからは“材料費”としてお金を徴収していたみたい。くれたのがリーダー格のママだったから、“取り入るために、高いの買ったんじゃない?”なんて私もヒソヒソいわれることになって、クラスに派閥ができちゃった。指輪つけていって失敗したーって後悔したときにはすでに遅し、でしたね」(C子さん)
夫の職業や暮らしぶり、子供の成績などで細かなヒエラルキーが生まれ、ママ友同士の関係にも暗黙の“主従”が生まれる。『モンスターマザー』(光文社)の著者で作家の石川結貴さんはこういう。
「ランチや飲み会に“呼ぶ”“呼ばない”の線引きをするのがリーダー格のママ。さらにそこで気にいられるかどうかもその後のつきあいの重要なポイントとなるようです」
C子さんは、リーダー格ママの派閥作りに利用されたようなのだ。
※女性セブン2012年5月31日号