超特大のリーゼント頭。髪形のインパクト、見た目だけでバカダンナの資格がありそうなこの人は、ブランド品買い取り『ブランド王ロイヤル』社長の森田勉さん(66才)。その驚くべき生活に迫った。
「なにごとも一生懸命が私のモットーですからね。リーゼントヘアだって、やるなら徹底的にと思った結果ですから」と森田さん。全長50cmはあろうかというリーゼントを始めたきっかけについて誇らしげに語り始めた。
「ホテルの営業マン時代の30代のころ、どんどん毛がなくなっていって、悩んでいたんです。どうにかしないといけないと思い、髪の毛に関する資料を集めたり、はげない方法を知るために大学教授の研究室まで訪ねたりしました。そこであみだしたのが、シャンプーではなく、石鹸で髪を洗う独自の方法だったんです」
刺激の少ない石鹸で洗うことで、頭皮が健康に。髪の毛はどんどん伸び、気づけば烏帽子のように盛り上がっていった。
「髪が上に伸びると車を運転するときなど天井にあたって不便なんです。だからリーゼントにしたら、髪がどれだけ増えたかわかるしロカビリーみたいでインパクトがあると思って、このスタイルにしたんですよ」
森田さんは遊びも仕事もやるならとことん徹底的。
「仕事が終わればブログでやっているパチンコ教室のために、毎日2時間はパチンコをします。これは私のノルマなんですよ。以前、男のモテ方教室のため、銀座などのクラブを毎日6軒まわりました。途中、帰りたくなるときもあったけど、ノルマを達成しないと気がすまないんです」
どんなに疲れていても、夜遅く寝ても、毎朝、腹筋800回、エアロバイク20分など筋トレも欠かさない。
30年以上連れ添っている妻の淳子さん(56)は、こんな夫をどう思っているのか?
「だってサウナにはいるときだって一生懸命なんですよ。サウナなんてリラックスする場所じゃないですか。それなのにサウナで汗が流れ落ちるのが2000回に達するまで上がらないっていっていて。明らかにおかしいですよね(笑い)」(淳子さん)
この“2000回汗”の理由について、
「これも私が決めたノルマなんですよ。途中、頭がくらくらすることもあるんですけどね。でも一度、2000回汗を流すまでサウナから出ないと決めたら、それを徹底的に守るのが私の主義なんです」
と力説する森田さんの横で淳子さんはあきれ顔だった。
※女性セブン2012年5月31日号