女性セブンの読者クラブ「セブンズクラブ」のアンケートでは、85%の人がダイエットに苦労している一方で、実は7%の人がしっかり食べても太らないと回答している。その理由はさまざまのようで、日本人で食べても太らない人にも多くの方法を実践しているが、韓国や中国ではどのような方法がとられているのだろうか。
「韓国人は肉もたくさん食べますが、野菜は日本人の約2倍食べます。レストランではキムチやナムルなど野菜のおかずが何種類も無料でついてきますし、女性に人気のサムギョプサルや焼肉だけではなく、ご飯や刺し身も野菜に包んで食べます」
東京・目黒で焼肉店「景福宮」を経営する朱永勳さんもちゃんと食べるのに、44才にして、韓流スターのような逆三角形の “モムチャン”で無駄な脂肪はほとんどない。
「筋肉があると代謝が高くて太りにくいんです。朝の20分の運動は、昼の45分の運動と同じ効果が。同じ運動を繰り返すより、エクササイズは『走る』と『歩く』を1分ずつ交互にというように波をつけて行うのがおすすめ。お腹が空いたときには、いくら食べても太らないといわれている、さつまいもかバナナを食べます」
中国や台湾では、お茶を飲むことで脂肪吸収を抑えているという。
「中国や台湾では油っぽい中華料理と一緒にお茶をたっぷり飲みます。脂肪吸収を妨げて抗酸化作用もあるポリフェノール、脂肪燃焼効果のカフェイン、旨みやリラックス効果のアミノ酸がお茶の3大健康要素。太らない中国茶としては、発酵過程で特有のポリフェノールができる烏龍茶とプーアール茶が有名です」
と、台湾で170年の歴史を持つ中国茶専門店「華泰茶荘」の5代目で、日本店店長・林聖泰さん。
「風味は若干損なわれますが、ポリフェノールはお湯の温度が高いほど抽出量が多く、冷めても効果は変わりません。ただ、体内で3~4時間程度しか効果が持続しないので、1日にこまめに何度も、最低1リットル以上飲むことが太らないためのお茶の摂り方です」
※女性セブン2012年5月31日号