今、様々な場面で「四十路女」の魅力が認識され始めている。
テレビをつければ、ドラマで主役を張るのは鈴木京香(43)や天海祐希(44)など四十路女ばかり。司会者でも、有働由美子(43)や小島奈津子(43)、情報番組のコメンテーターとして活躍しているモデルの富岡佳子(43)も人気は高い。小泉今日子(46)も石田ゆり子(42)も、檀れい(40)だって、すでに40代である。
「かつての女優は40を過ぎれば母親役しかなく、“女性”として扱われることが少なかった。しかし、最近の40代女優はスタイルといい、肌のつやといい、とても若々しいうえに、豊かな人生経験が作り出す色気が漂っている。ここにきてようやく彼女たちの魅力が注目されてきたなという印象ですね」(芸能ジャーナリストの二田一比古氏)
その証拠に、40代女性は写真集やAVでも新しいマーケットを形成しつつある。
「熟女AVは毎年10%から20%も売り上げを伸ばし、熟女AVを扱うビデオ制作会社が5年で10数社に増えたほど。40代女性という新しい分野ができてきたことも大きな要因です。これまで40代女性は、若い女性と五十路過ぎの“熟女”の間で埋もれていましたが、これからはより有望な市場になるでしょうね」(ビデオ制作会社)
「熟女モノ」で定評のあるAV監督の溜池ゴロー氏は、40代女性の魅力についてこう語る。
「普通に筋肉があって、そこにうっすら脂肪がのっている。40代女性の肉体こそが、男性から見て魅力的でセクシーな女性の身体だといえるでしょう。自分のことをあきらめずに、ちゃんと磨いている女性は、40代が一番きれいかもしれない。それでいて『私なんかでいいんですか』といった謙虚さがある。男性にはそれがたまらなく魅力的なんです」
※週刊ポスト2012年6月1日号