芸能

近藤真彦 胃がんで亡くなった父に「遺骨盗難」で土下座した

 5月14日、近藤真彦(47才)の父・正勝さん(享年69)が胃がんのため、この世を去った。家族に見守られながら、静かに息を引き取ったという。

 いまから26年前の1986年11月、近藤は母・美恵子さん(享年42)を交通事故で亡くしている。それ以降、神奈川県内の自宅で暮らす父・正勝さんを、近藤は支えてきた。

「近藤さんは毎年、誕生日や父の日には、洋服などのプレゼントを贈っていたそうです。また忙しいなか、時間を見つけては、正勝さんの顔を見るために、車を走らせ実家に帰ってきました。正勝さんは、近所の人たちに、そんな息子をいつも自慢していましたよ」(近所住民)

 一方の正勝さんも、近藤を陰ながら見守ってきた。1987年12月、母親の遺骨が盗まれるという事件が起きた。「遺骨を返してほしければ、レコード大賞の出席を辞退しろ」と送りつけられた脅迫状に対して、近藤は正勝さんに「自分がタレント活動をしているから、こんなことが起きてしまった」と土下座して謝罪し、犯人のいうとおりにしようとしたが、そのとき、「授賞式に出るよう」後押ししたのが正勝さんだった。

「“賞をいただくことをお母さんも喜ぶと思うから”と近藤さんにアドバイスしたんです。本音は妻の遺骨を返してほしかったはず。でも、息子のことを思うがゆえの発言だったんじゃないでしょうか」(音楽関係者)

 結果、近藤は授賞式に出席して、見事“レコ大”を受賞した。

※女性セブン2012年6月7日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン