朝早起きしようと思っても、なかなか気分良く起きられないもの。そこで、朝スッキリ起きるコツを日本睡眠改善協議会認定 睡眠改善アドバイザーの篠原絵里佳さんが次のように話してくれた。
「目が覚めても頭はぼんやり、体も動かないのは、自律神経が鈍り、睡眠中の副交感神経から交感神経へとうまくスイッチされないため。スイッチを入れるには、五感を刺激するのが効果的です。五感を刺激するやり方は次のようなものがあります」(篠原さん・以下「」内同)
【朝日を浴びる】
「25時間周期の時計遺伝子に支配されている脳は、朝日の刺激でリセットされ、目覚めやすくなります。曇天でも効果は変わりません」
【温冷シャワー】
「約43℃の熱めの湯と、約19℃の水のシャワーを交互に浴び、温・水を肌で感じると、交感神経が優位になり、頭がシャキッと目覚めます」
【かんきつ類の香り】
「グレープフルーツなどに含まれる成分リモネンは、体内時計の調整力を高めます。起床時、アロマなどで香らせると目覚めがスムーズに」
【軽い食事】
「時計遺伝子は肝臓や小腸にもあり、食事をするとリセットされます。消化のよい豆乳やバナナなど、すぐ食べられるものがおすすめ」
【ストレッチ】
「筋肉を動かすことで血行が促され、目覚めやすくなります。また朝のうちに運動すると睡眠中に成長ホルモンが多くで美容に効果的」
※女性セブン2012年6月7日号