「外見より中身が大事だと思う」、「服はゆったり目が好き」、「ファッションに使うお金は年3万円以下」。すべてに該当した方、オジサンファッションの可能性大です。第一印象は営業成績を左右するともいわれていますが、その大きなポイントとなるのがファッション。OLたち5人がオジサンのファッションについて語り合いました。
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みく(サービス・24歳):私の上司が「僕、いくつに見える?」が口癖の若作りでさ~。
ちず(広告・25歳):バブル世代のオジサンにいがちだよね。これみよがしなお洒落して、「ドヤ、若いだろ」みたいな人。
りえ(サービス・28歳):イタいよね。いつも黒いジャケット、黒い靴、挙句にシャツまで黒だったりする黒ずくめの人とか。
ゆう(IT・29歳):1980年代の流行をまだ引きずってんだよ。
きり(メーカー・28歳):休日出勤やイベントで、ピンクやオレンジのポロシャツの襟をついつい立てちゃう人もいない?
りえ:います、います。かといって、今どきの流行をちゃんとキャッチしてても、今度はまたそれがイタかったりして。
ちず:そうそう。手首に革ひもみたいなブレス巻いてたり。
ゆう:数珠みたいな天然石ブレスしてたり。
りえ:挙句の果てには、腰に入れた財布からシルバーのウォレットチェーンなんかぶら下げてたりして。
ちず:イタ~い。流行ったの何年前でしたっけ!? って感じで、ビミョーに古いんだよね。
ゆう:微妙に古いといえば、「チョイ不良」みたいなベージュのトンガリ靴! あんな凶器みたいにトガった靴を「お洒落は足元から」とかってエバられてもねぇ……。
ちず:イタさを超えて、むしろ切ないよね。あと、オジサンのクセに、「ズボンのすそ幅は、細身の22センチで。折り返しは5.5センチでね」とか注文が細かい人も……。
りえ:引くよね~。「俺は、セレクトショップで服買ってんだ」なんて、自慢してきたりするタイプね。
みく:オジサンって、運動して脱メタボに成功したりすると、妙にピチッとしたの着たりして、肉体、見せつけてくるでしょ。
きり:ゾッとするよね。私は、あの顎先をちょい剃り残す「エロ髭」もヤッ。小顔効果を狙ってんのがミエミエでさ~。
ちず:逆立ちしてもオダギリジョーにはなれないんだから、オジサンはオジサンらしくしとけっての。
※週刊ポスト2012年6月8日号