「字は体を表わす」かのごとく、美しい人が書いた美しい一筆。昨今、書道の世界でも美人書家が増えているという。
書家・岡西佑奈(ゆうな=27)さんは、高校在学中に師範免許取得後、女優活動を経て22歳で書家としての活動をはじめた。書道パフォーマンスや個展の開催などのほか、宮城県名取市と南三陸町で書道イベントを開催。小学校での書道教室などボランティア活動にも積極的に取り組んでいる。
今回、読者のための一筆として『明珠在掌』(みょうじゅたなごころにあり)と書いてくれた。
「人は生まれながらにして各々曇りのない明珠(宝珠)、世界に一人しかいない貴い自分を持っています。しかし私たちは自分に自信が持てず、人を羨みがち。ですが、幸せや大切なものはすべてあなたの手の中にある。あなた自身を信じてください、そういう言葉です」(岡西さん)
撮影■渡辺利博
※週刊ポスト2012年6月8日号