大手カミソリメーカー貝印が、今時の男性のシェービングに対し、女性から人気を集めている、ヒゲがないきれいな肌の男性、デザインされたヒゲの男性をそれぞれ表現する言葉として「剃り面(MEN)」「刈り面(MEN)」と造語。それに合わせて首都圏に住む20~40代男性300人、20~30代女性200人を対象に『ヒゲに関する意識調査』を実施した。
まず、女性から見た「好感が持てそうな男性像」としては、「手入れされた、オシャレなヒゲの男性」27.7%に対し、「ヒゲのない、きれいな肌の男性」が69.4%と、「剃り面(MEN)」支持が多数派という結果となった。
また男性が「『男らしさ』をアピールする身だしなみ」と考えているのは、1位「ラフな服装をする」35.8%、2位「日焼けする」30.6%、そして3位に「無精ヒゲを生やす」が27.7%でランクイン。しかし女性に「男性の無精ヒゲを汚いと感じたことがありますか」と聞いてみると、「よく感じる」22.3%、「たまに感じる」が55.8%と約8割が「汚い」と、「中途半端な無精ヒゲ」にはバッサリな評価になっている。
そうした評価の一方で、男性は「『朝の身だしなみ』でかける時間を短縮したい」トップは、53.5%で「ヒゲ剃り」と回答している。調査結果を見た男性美容研究家・藤村岳氏は「きちんとした道具を選び、そして手順を守って剃れば、実は髭剃りにはそんなに時間がかかりません。肌を守り確実に剃るには、最低でも3分はヒゲ剃りに時間を割きましょう。服は着替えられますがヒゲはきちんと剃れていなければ、一日中、つきまとってしまいますから」とコメントしている。
年代別に「ヒゲのケア」に使用しているものを見ると、「電気シェーバー」「使い捨てカミソリ」「替え刃式カミソリ」の順で、20代が38.2%・17.6%・43.6%、30代は51.9%・9.6%・38.5%、40代は41.1%・11.8%・45.1%というように、微妙に好みが分かれ、20代男性が最も「使い捨てカミソリ」を使用している結果に。これは自分に合うものを積極的に探す20代には、価格が手ごろで、実際に使って試すためのハードルが低いという、メリットが挙げられるだろう。
例えば、この調査を実施した貝印ブランドの「iFIT(アイフィット)」の場合、世界初の機能を持つ革新的な首振り機構を開発し、高いフィット感を実現した5枚刃カミソリが、2本(キャンペーンによっては3本)で450円程度。自分に合った道具を探す、気分を変えるために道具を変えてみる――といったケースでも、コストパフォーマンスが高いといえる。
なお今回のアンケートでは、女性に「『頬ずり』したいヒゲのないタレントランキング」「ヒゲを触ってみたいタレントランキング」も実施しており、結果は以下の通り。
【「頬ずり」したいヒゲのないタレントランキング】
1位:向井理
2位:小池徹平
3位:岡田将生
4位:福山雅治
5位:三浦春馬
【ヒゲを触ってみたいタレントランキング】
1位:竹野内豊
2位:オダギリジョー
3位:阿部寛
4位:玉山鉄二
5位:イチロー
最近の男性タレントランキングの多くで1位を獲得している向井はもちろん、「『頬ずり』したい」にランクインしたのは、女性から見ても“お肌キレイ”なメンバー。一方「ヒゲを触ってみたい」は、単にイケメンというだけでなく“大人の男の色気”を感じさせるラインナップになっている。
「※ただしイケメンに限る」を前提にしても、ヒゲを“ステキ!”と思わせるには、ハードルが高いようだが、裏を返せば「ヒゲを触ってみたい」と思わせるほどキメられれば、“ワイルド&セクシー”な男性として、かなりの高得点ということ。最大公約数的「剃り面(MEN)」で行くか?“ワイルド&セクシー”を狙って、「刈り面(MEN)」を貫くか? モテたい男性としては、悩みどころだ。