質問にポチポチ答えると「当たってるー!」「ち、違うってば……」「へぇ~」など、その結果にさまざまな反応をしてしまう各種診断サイト。Googleで「性格診断サイト」を検索すると、6月1日現在320万件がヒット。ちなみに「占いサイト」の検索結果が344万件、歴史としては占いよりも浅いことを考えるとかなりの健闘ぶりだ。
診断サイトの楽しさはSNSが始まるずっと前から、診断結果ページのURLが表示されて、友達にメール送信したり、ブログ等で「こんな結果が出たよ!」と共有できる仕組みにあった。結果がおもしろければ、それを見た人も診断にチャレンジし、「こっちは、こう出た!」と報告し合い、コミュニケーションが盛り上がる――そう考えると診断サイトは、かなり鉄板かつ定番のソーシャルコミュニケーションツールといえる。
こうした診断機能は多くのキャンペーンサイトで用いられ、最近ではmixi、Twitter、Facebookとも連動するようになって、URLをコピペしていた頃に比べると気軽に「こんな結果が出たよ!」が共有できるようになり、楽しみ方も広がっている。
最近リリースされた事例としては、コンタクトレンズをはじめとするアイケア製品の大手企業ボシュロム・ジャパン「レニュー」ブランドのキャンペーンサイト「“レニュー”ヒトミうるおいラボ」。
mixi、Twitter、FacebookいずれかのSNSにログインして診断スタート、数問の設問に回答すると診断結果が表示され、簡単にその結果が共有できる。さらにメールアドレスなどを登録すると、シンガポール「ホテル マリーナベイサンズ」宿泊付き旅行券1組、体験型ギフト「SOW EXPERIENCE」が49組に当たるプレゼントキャンペーンにも登録可能。
マリーナベイサンズといえば、公益カジノがあるほか、シンガポール最大級のショッピングセンターや高級レストランを含む50以上のダイニングなど、複合施設としても人気を集める超・高級ホテル。もうひとつのプレゼントである体験型ギフト「SOW EXPERIENCE」は、ネイルや骨盤矯正などのケア系、陶芸や蕎麦打ち・フラワーアレンジメントほか体験レッスン、プレミアムランチコースといったグルメ系など、プログラムの豊富さが人気だ。
診断サイトで楽しむだけでなく、こうしたプレゼント企画にもシンプルステップで応募できると、“こんなおトクな情報あるよ”といった共有モチベーションも上がるし、「当たったら、一緒に行こうね!」という友達も応募すれば、当選チャンスも増える。
SNSを積極的に活用したいけれど、書きこむネタがマンネリ化してしまったり、なんとなく“あんまりプライベートなことは、書きたくないなぁ”という人は少なくない。そんなケースに診断サイトは数も多いし、新しいものが次々出てくることからネタが尽きることもなく、ついでにプレゼントが当たったりすると、かなりおいしい展開だ。“今日はごはんも地味だったし、ネットに書くネタがない……”なんて時は、診断サイトがオススメかもしれない。