第4回AKB48選抜総選挙で16位となり、選抜入りを果たした梅田彩佳(23才)。昨年の22位からジャンプアップとなったが、梅田は今回の16人の選抜メンバーのなかで唯一、総選挙での選抜入りが初となるメンバー。
「これから芸能界で頑張っていくなかで、楽しいことも苦しいこともあると思いますが、私の足跡を見ていてください!」
そう涙ながらに力強く宣言した“梅ちゃん”は、いったいどんなコなのだろうか?
彼女の経歴を語るときに外せないのはケガとの闘いだ。
2006年、高校2年生のときにオーディションを受けて合格しAKB48入り。福岡の北九州市から上京し、同年4月、チームKのメンバーとしてデビュー。当時は、大島優子とともにチームKの中心的メンバーだった。しかし、活躍が期待される矢先の同年8月、左足の疲労骨折で全治3か月のケガをしてしまったのだ。
「実家の北九州市に戻ることになったんです。休学していた高校に復学し、病院に通い続けながらリハビリを続けたそうです。マネジャーがつかないなかで芸能活動も続け、地元のテレビ番組に出演したりもしていました。この療養期間の1年半の間、“絶対に舞台に戻る!”という強い思いを持ち続けていたんです。いまの彼女があるのは、このときに諦めなかったからといっていいでしょう」(放送作家)
復帰後、チャンスを次々にものにし、2011年には秋元才加、宮澤佐江、増田有華の4人で新ユニット・DiVAを結成。同年の第3回選抜総選挙では22位となり、アンダーガールズのセンターに選ばれるなど、徐々に注目を集めるメンバーに。こうした活躍を支えたのが彼女のダンス力だった。
「DA PUMPに憧れて中学2年生のときから、地元のダンススクールで通って、ダンスの技術を磨いていました。高校時代もダンス部にはいって毎日のように練習を重ねていたんです。もちろん、AKBにはいってからも努力をする姿勢は変わらなかった。DiVAではキレのあるダンスでメンバーをリードしてるし、AKB内でもそのダンス技術はトップクラスと非常に評価は高いです。それでも慢心せず努力を続けるのは、ケガの経験からステージに立つ喜びを誰よりも知っているからでしょう」(アイドルライター)
総選挙後の7日、梅田はブログを更新し、こう綴った。
「みんなの一票一票がわたしをステージに立たせてくれて、選抜にいれてくれて、わたしの“位置位”をくれました どうしよう ほんとに幸せものだね」
撮影■高柳茂