本誌「うちのバカダンナ」のスペシャル版に登場し、どんなにバカにされても前向きにとらえる姿に「好感を持った」との声が続出した杉村太蔵前衆議院議員(32才)。“薄口政治評論家”といわれるタイゾーさんが、本誌「家族事故調査委員会」委員長に就任。けっこう真剣に答えます。
【お悩み】
26才の息子が薄毛で悩んでいます。夫も薄毛で、つい最近、思い切って丸刈りにしたんです。それを見て、息子は必死に薄毛対策をしていますが、どんどん前髪が後退。親としてはなんとかしてあげたいのですが…。(53才・パート)
【杉村さんの回答】
まさに“悩み無用♪”ですね。だいたいハゲた男性が嫌いな女性って少ないと思います。それならよっぽど不潔な人のほうが嫌われますよ。うちの家内も、いくら髪がふさふさでも髪がべっとりした男はいやだっていいますからね。
いまはかつらや植毛技術だって進化していますし、いくらだって改善する方法はあります。でもですね、これだけは、いっておきたい。植毛技術が進化して、男性の髪の毛がふさふさする時代にこそ、ハゲは希少価値となり、個性となりますよ。
これは私の持論ですが、ハゲのアドバンテージっていうものがあると思うんです。ハゲている人は第一印象で相手に警戒心を与えない。むしろ、自分をさらけ出している感じで好感が持てます。
例えば名刺交換したあと、別の機会に連絡するときに「あのとき名刺交換をさせてもらったハゲの●●です」なんてことをいわれたら、かなりのインパクトですよ。だからハゲている人って営業でも成功するケースが多いんです。
薄毛でもジェントルマンでかっこいい人はいっぱいいます。例えば俳優のジャン・レノやブルース・ウィリス。旦那さんだって潔いですよ。丸刈りにして。
あなたが息子さんにできることはただ、ひとつ。
「ハゲてても素敵」
といってあげること。面と向かっていうのが難しいなら、テレビを見ているときにハゲた人が出てきたら、その人をほめるのもいいですし。
もう一度、いいましょう。ハゲてる人は10割増しでいい人に見えます!
※女性セブン2012年6月21日号