『メルマガNEWSポストセブン』では、ビートたけし、櫻井よしこ、森永卓郎、勝谷誠彦、吉田豪、山田美保子…と、様々なジャンルで活躍する論客が、毎号書き下ろしで時事批評を発信する。6月8日に配信された最新号18号では、毎回女子アナに関する独自の分析を展開する放送作家でコラムニストの山田美保子氏が登場。今回は、女子アナに近い存在である“お天気キャスター”を分析する。
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古くは「ケイちゃん」こと吉田恵や、「ハナちゃん」こと角田華子、近年では、小林麻央、皆藤愛子ら多くの人気お天気キャスターを生んだ『めざましテレビ』『めざましどようび』(フジテレビ系)のスタジオを思い浮かべていただければおわかりいただけよう。彼女たちは、男性週刊誌の女子アナランキングにも登場する、広い意味での“女子アナ”なのだ。でも、フリーなので、番組が終わって反省会に出ることもなく帰れる立場にいる。軽い“囲い込み”はあるものの、人気が上がれば、バラエティーやクイズ番組に出ることもできるし、MCの大役に就くこともできる。いつ切られるかわからない“フリー”ではあるが、時給に換算すれば彼女たちのほうが上だ。
女子アナランキングのみならず、お天気キャスター人気ランキングでも常に上位に名前を連ねる彼女たち。しかし、代表格の皆藤愛子によれば、「気象予報士さんの予報を読んでるだけ」だそうで、気象予報士の資格取得の試験を受ける気なんて全くなさそうなお嬢さんが多いのも特徴だ。
一方、その気象予報士の試験勉強を必死になってやっているのが局アナたち。20歳代で大活躍したとしても30歳を過ぎると、“定年説”とか言われ、「広報部」などに異動させられるケースが多いので、資格を取得すれば画面に出やすい「気象予報士になりたい」というワケだ。実際、「気象予報士」という肩書きを振りかざして(!)現場に踏みとどまるアナが少ないながら何人か、いる。在京局の女子アナではフジテレビの松尾紀子アナがそれに当たる。美人だし知的なタイプだが、女子アナは若ければ若いほどイイという傾向が強い同局にあっては、他部署に異動させられてもおかしくはない一人だった。だが、気象予報士としてニュースに出つづけた松尾アナ。崖っぷちの女子アナたちが気象予報士の資格取得に躍起になるのも頷けよう。
※メルマガNEWSポストセブン18号