郷里で暮らしていた母を東京の自宅に呼び寄せ、介護をし始めたという松居一代(54才)。母親は車椅子での生活を余儀なくされているが、父親は元気で滋賀の実家に残っている。母親との介護同居について、松居本人に話を聞いた。
「母はリウマチと糖尿病なんです。80才になって“最後にもう一度自分の足で歩けるようになりたい”という夢が強くて、それじゃあ、東京で治療してみようという話になって、いま東京にいるんです」
──治療は順調?
「おかげさまでかなりスムーズに歩けるようになってきているので、凄く喜んでいますよ。ただ希望はもっとシュッシュッて走り回りたいということなので、“もう少し頑張ってみよう”と励ましているんです」
──お父さんひとりで寂しがっていない?
「父は85才ですけど、すごい元気なんです。ただ寂しいと思うので、毎日電話して母の声を聞かせてます。いままで父が母の面倒をみてたんですけど、いまは私がみてますから生活は楽なはずですよ」
──突然、歩けない親の介護をするというのは大変では?
「食事やお風呂も全部私がやらなければいけないですが、それは覚悟していましたから大丈夫です。いまは仕事もすごくセーブしてやってますので」
──夫の船越英一郎さん(51才)は、義母との同居に反対はしなかった?
「主人は全面的に大協力ですから、そんなことはなかったですよ。きっと主人は自分の両親がいない分、私の両親を大事にしてくれているのでありがたいです」
──船越さんは義母と一緒に暮らすことで気疲れとかしていない?
「全然ないと思いますよ」
船越も自宅に帰ったときは、義母と一緒に自身が司会を務めるドキュメンタリー番組『ソロモン流』(テレビ東京系)を見たり、6月5日の船越と松居の結婚記念日には、3人で食事をしたりと、義母の介護に協力的な姿勢を見せている。だが、船越は周囲にこんなことを漏らしているという。
「“家に帰ってもリラックスできないんだよね…”なんてことをいっては、最近の船越さんは、いつも疲れた表情を浮かべているそうです。もともと、家に帰っても松居さんがいるわけですから、心休まる暇なんてないでしょうけど、お義母さんがいるんだったら、なおさら居場所がないでしょうね」(テレビ局関係者)
そんな船越は、東京・お台場の会員制高級ホテルや、“支度部屋”として購入した自宅から徒歩1分の別宅に寝泊まりし、そこから撮影現場に向かうことも少なくないという。
※女性セブン2012年6月28日号