芸能

志茂田景樹のtwitterでの人生相談が人気 「心にしみる」の声

twitterでの人生相談で注目の志茂田景樹氏

 直木賞作家の志茂田景樹氏(72才)が最近、ツイッターで若者から支持を集めている。かつて、ド派手なファッションとヘアスタイルで『笑っていいとも!』などのバラエティー番組に出演して話題を呼んだ志茂田氏。最近ではテレビで見かける機会は少なくなったが、ツイッターでは若者を中心に約13万人のフォロワーを持つ人気ぶりだ。

 つぶやきのテーマは主にフォロワーの人生相談だ。例えば恋愛では、

「けんかして家を飛び出して…追っかけてこない男の心理とはどういう状態でしょうか?」との相談には、「もう戻ってこなくていいぞ、というより、戻ってきて、ゴメンね、と言って貰いたいのです」とその心理を解説。

「不倫や二股をどう思う?」との質問には、「そういう関係になる前は愚かに憧れ、なってからは無責任に耽溺し、終わってからは本気だったと美化しながらも傷の深さに悔みます」とつぶやいている。

「誰からも必要とされていない」と悩むフォロワーには、「あなたを必要とする人は今のあなたには見えないだけ。ちゃんと待っているの。あなたが前を向いて歩いてくるのをね。だから、解るね」。

 ときには「いますぐ死にたいです」といった深刻な悩みもあるが、「急がなくても死はいつか向こうからただでやってきてくれる。それまで人は生きなきゃ損だしそれが務めなの。辛苦も喜楽も含めていろいろあるから生きられる。心の縛りを解いてもっと自分をほっといてやろうね」と心にしみる回答をしている。

 こんなふうに恋愛から人間関係、仕事まであらゆる相談に優しく真摯に返しているところが人気の秘密のようだ。ネット上では、「かっけー」「志茂田先生のツイートが一番好き。この人すごい」「心にしみる」「人生達観してる」などと評判。フォロワーからは、このツイート集を本にしてほしいとの声も出るほどだ。

 2010年4月末にアカウントを開設してから2年。移動時間など空いた時間にスマホを使ってつぶやくことが多いというが、そもそもなぜメッセージをつぶやこうと思ったのか。志茂田氏本人に聞いた。

「不安とか悩みとか、あるいは喜びでもいいし、そういう誰もが漠然と思っていることをわかりやすい文章にして問いかけてみようかなと思ったのがきっかけ。ぼくのつぶやきに対する感想に質問がくっついてくることが多いので、あら、じゃあ答えなきゃいけないかなとそれに答えているうちに、質問だけ送ってくる人が増えたということ(笑い)」

 ツイッターでは相手の顔も見えないし、年齢もわからないが、メッセージを読めばだいたいの年齢などその人の姿が浮かぶ。そんなふうに相手のことを想像しながら相談に答えていくのだという。

「その人がどういう答えを欲しがっているのかを考えて、無駄を省いて書く。相談してくるのは若い人が多くて、ちょっとした悩みを大げさにしたり複雑にしたりしている部分があるので、“絞ればこんなことだよ”っていうリプ(返信)を心がけています。自分のなかで回答が出ている人も多いと思うので、ちょっと背中を押してあげる。ちょっと違うんじゃないの?と思えば“違う”ともいいますけど、100%は否定しないようにしています」

関連記事

トピックス

自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《中山美穂さん死後4カ月》辻仁成が元妻の誕生日に投稿していた「38文字」の想い…最後の“ワイルド恋人”が今も背負う「彼女の名前」
NEWSポストセブン
工藤遥加(左)の初優勝を支えた父・公康氏(時事通信フォト)
女子ゴルフ・工藤遥加、15年目の初優勝を支えた父子鷹 「勝ち方を教えてほしい」と父・工藤公康に頭を下げて、指導を受けたことも
週刊ポスト
山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン
「衆参W(ダブル)選挙」後の政局を予測(石破茂・首相/時事通信フォト)
【政界再編シミュレーション】今夏衆参ダブル選挙なら「自公参院過半数割れ、衆院は190~200議席」 石破首相は退陣で、自民は「連立相手を選ぶための総裁選」へ
週刊ポスト
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
Tarou「中学校行かない宣言」に関する親の思いとは(本人Xより)
《小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」》両親が明かす“子育ての方針”「配信やゲームで得られる失敗経験が重要」稼いだお金は「個人会社で運営」
NEWSポストセブン
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波も(マツコ・デラックス/時事通信フォト)
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波、バカリズム脚本ドラマ『ホットスポット』配信&DVDへの影響はあるのか 日本テレビは「様々なご意見を頂戴しています」と回答
週刊ポスト
大谷翔平が新型バットを握る日はあるのか(Getty Images)
「MLBを破壊する」新型“魚雷バット”で最も恩恵を受けるのは中距離バッター 大谷翔平は“超長尺バット”で独自路線を貫くかどうかの分かれ道
週刊ポスト
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
「フォートナイト」世界大会出場を目指すYouTuber・Tarou(本人Xより)
小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」に批判の声も…筑駒→東大出身の父親が考える「息子の将来設計」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン