女性が自分の価値を上げるにはどうすればよいか。漫画家・さかもと未明氏は新刊『助詞のお値段』(小学館)の中で、そうした「女子の心得」のひとつとして「都合の悪い女になる」ことを挙げている。
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男性にとって都合の悪い女子であることは、しばしば大切です。いつでも呼び出せる女子、どんな店でも文句を言わない女子は、男性にとっては楽です。それなりにモテたりしますが、男性はそういう女子のために頑張ろうとか結婚しようとは決して思いません。
高飛車である必要はありませんが、男性が自分のためにちゃんとしたお店を考えてくれないのなら、デートを途中で切り上げる勇気を持ちましょう。男性がその後態度を改めてくれるのなら、お付き合いを続ければいいですし、そうでなければ縁がなかったのです。
高いお店である必要はまったくありません。二人で楽しむために、誠意をこめて選んでくれたデートコースであるかどうか。そこに思いやりがあるかどうかです。男性のお給料では払えないお店に行きたがる女性は、品がありません。借金をしてまで見栄を張る男性も論外です。そんな間違いを犯してはいけませんが、いつでも安い店に呼び出される女性にだけは、ならないようにいたしましょう。
※さかもと未明/著『女子のお値段』より