2012年下半期、日経平均株価はどう推移するか。ラジオNIKKEI記者の和島英樹氏は、こう分析する。
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多くの企業では好業績となっているが、どうしても今期(2013年3月期)予想は保守的な見通しが多いため、当面は下値不安が薄れつつも上値を積極的に追うような展開は考えにくい。6~7月にかけては9000円を挟んだボックス圏で推移するだろう。
しかし、7月下旬の第1四半期決算発表では通期予想の上方修正が増えることが期待できるため、8~9月にかけて1万1000円台に到達、その後はラリーを繰り返しながらも、年内には1万2000円に向けた上昇も望めるのではないか。
※マネーポスト2012年夏号