6月18日、『HEY!HEY!HEY!』(フジテレビ系)に出演し、ヒットメドレーと新曲『Mr. BIG』を熱唱した田原俊彦(51)。50歳を過ぎても、踊り続ける姿に司会のダウンタウンも感心した。最近の田原は、一時期の逆風を乗り越え、盛り返してきた感がある。
とはいえ、この日のテレビ番組欄は、ちょっとした芸能通にとっては、目を疑ってしまう内容になっていた。共演という形ではないにせよ、ジャニーズ事務所所属のHey!Say!JUMPと田原俊彦が同じ番組に出演しているのである。芸能記者が解説する。
「ジャニーズ事務所を独立したタレントが、所属タレントと共演することはまずないことです。もちろん、同じくらい力を持つ大手事務所に移籍した場合は別ですが……。田原に関していえば、ジャニーズ独立後、後輩タレントと共演したケースはほとんどありません。共演でないにせよ、同じ回に“ニアミス”したことも記憶にないですね」
となれば、今回なぜ、このような形になったのか?
「そもそもジャニーズ事務所側が『田原を出すなら、ウチのタレントを引っ込める』と圧力をかけているわけではない。テレビ局側が『視聴率の取れるジャニーズタレントと独立した田原を共演させたらマズいのでは……』と自主規制してきただけなのです。
『HEY!HEY!HEY!』に関していえば、1年半前に出演したとき、田原を全面に出した構成で視聴率が良かった。そのなかで、新曲を出すタイミングと重なったこともあり、再度の出演となったのでしょう」(同前)
テレビ局関係者もこう話す。
「たしかに、一時期はトシちゃんの名前を出すだけで、『でも、ジャニーズが……』といわれたこともありました。でも、私もいろんな仕事をしてわかったのですが、完全なる自主規制ですね。今のテレビ局はいわゆる、F2(35~49歳の女性)、F3(50歳以上の女性)層を狙っている。その構成上、1980年代にトップアイドルだった田原は数字が取れるタレントだと考えています」
トシちゃんと嵐やSMAPの共演を見たいファンも多いはず。テレビ局側の“自主規制”の解禁が進めば、そうした夢のコラボも現実化するかもしれない。