暑くなってきてますます酒がおいしい季節になってきたが、焼きとん、ホルモンなどに抜群に合う大人気のホッピー。その割には「旨い飲み方」は意外と定着していない。氷をぶちこんでキンキンに冷やして飲む人が多いが、難点は味が薄まってしまうことだ。
そこでホッピーの名物女社長・石渡美奈氏が提案するのが「三冷」という飲み方。冷凍庫でキンキンになるまでジョッキを冷やし、そこに同じくよく冷やした焼酎とホッピーを注ぐ。
さらに夏の暑い時期にはジョッキだけでなく焼酎もシャーベット状に凍らせた「1凍2冷スケーティングシャーベットホッピー」がオススメ。ホッピーを売りにする店ではたまに見かける通称「シャリキン」という飲み方である。
ホッピーをマドラーでかき混ぜるのは、炭酸が抜けてしまうのでNG。注ぐ際には焼酎、ホッピーの順で、ホッピーを勢いよく注ぐことで撹拌するのがベストだ。焼酎とホッピーの割合は1対5。合わせる焼酎はクセのない甲類焼酎がよい。
●取材・構成/花田祐輔(HEW)
※週刊ポスト2012年6月29日号