コーヒー、お茶とともに世界3大飲料のひとつとしてあげられるのが主に南米で飲まれているマテ茶。最近、ペットボトル飲料でも登場しているが、われわれ日本人が知らない効力があると世界のお茶事情に詳しい日本緑茶センター代表で日本マテ茶協会会長の北島勇さんはいう。
「マテ茶の生産地のひとつ、パラグアイのイグアスの滝は世界最大の滝として有名ですが、ここの土壌は鉄分、カルシウムを豊富に含んでいます。マテ茶はこれらを吸い上げて育つため、栄養がたっぷり含まれているんです。鉄分や植物性カルシウムは女性に必須の栄養素ですね」(北島さん)
また、マテ茶に含まれるカフェインの一種、マティンは南米では精力の源として知られている。
「マティンを飲むことで元気が出てくるといわれ、病後の体力がないときなどにもよく飲まれています」(北島さん)
マテ茶は食物に含まれる葉緑素も豊富で食物繊維はレタスの約25倍。だから、食べるサラダともいわれている。
「南米人は日本人よりも3倍も肉を食べ、ほとんど野菜は摂取しないのに、肥満体の人は少ない。それはマテ茶を飲んでいるからといわれます。マテ茶は食物繊維も豊富で便通も促します」(北島さん)
※女性セブン2012年7月5日号