6月20日、東京・恵比寿で新曲『Mr.BIG』発売記念ライブを行なった歌手・田原俊彦(51)。実は、このライブに、お忍びで訪問していた有名人がいる。田原と20年以上にわたり、親交のあるキング・カズこと三浦知良(45、横浜FC)である。
スーツ姿に、ピンクのYシャツ、そして大きなサングラスを掛けて開演直前に姿を現したカズ。会場の後ろをスルスルと通り抜けたため、気付くファンは少なかったが、約1時間にわたる田原のライブを穏やかに見届けた。
「2人の仲は、ブラジルでプロになったばかりのカズが、静岡で行なわれた田原のコンサートに訪れてから始まりました。1987年の出来事ですから、もう四半世紀ですね。カズは田原の人気が低迷しても、それまでと変わらずに接してきました」(芸能記者)
当時の立ち位置を振り返ると、田原はトップスター、カズはまだ知名度が低かった。その後、1993年にJリーグが始まり、今度はカズは日本のスーパースターに。一方の田原は1994年長女誕生会見のときの「ビッグ発言」とジャニーズ事務所独立で、人気が急降下。2人の立場は完全に逆転した。それでも、今も昔も2人の仲は変わらないという。
「カズさんは試合と被らなければ、コンサートには毎回遊びに来ていますし、今回のような新曲リリースパーティーイベントにも、ほとんど顔を出しています。トシちゃんが独立後に発売したシングルも、カズさんはすべて歌えるはずですよ。コンサートやディナーショーで、ファンじゃないと絶対に知らない曲を、ステージに上がって歌うこともありますからね」(ファンの一人)
現役最年長でひたすらボールを追い続ける、45歳の三浦知良。どんな苦境に置かれてもステージにこだわり続ける、51歳の田原俊彦。頂点を極めた者にしかわからない境地があるからこそ、2人は分かり合えるのだろうか。