昨年8月にスキルス性胃がんでなくなった、アパレルメーカー元社長で、女優・萬田久子(54才)の事実婚の夫である、佐々木力さん(享年60)。佐々木さんは、東京・自由が丘の約200坪の土地を遺産として、5人の子供たちに相続した。
5人の子供とは、前妻との間にできた3人(1男2女)、萬田との間にできた男の子、そして萬田との事実婚関係にあったときの愛人A子さんの間にもうけた女の子だ。この5人に対し、前妻の2人の娘に200分の39ずつ、息子に200分の29、萬田の長男に200分の33、A子さんの子には200分の60を相続した。A子さんの子供の相続分は法定額よりも2.4倍も多い額である。
おそらくは、佐々木さんの遺言による相続だと思われる。愛人の子に財産を多く残したのだから、萬田の思いは複雑だろう。
佐々木さんがなくなってから、萬田は月命日には欠かさず前妻の2人の娘たちとともに、佐々木さんのお墓参りをしているという。そして、そのお墓には一年中、白い花々が供えられている。
「萬田さんは“いつ誰がどんなときにお参りに来てもきれいな花が供えられているように”という思いから、生花店に依頼して、枯れる前に新しいものに取り換えさせているそうです。供える花にもこだわりがあって、“私は赤とかピンクとか色がついている花が嫌いなの。だから供花は必ず白に”と指示してあるみたいですよ」(別の萬田の知人)
そんなお墓を人知れず、A子さんも訪れていた。
「A子さんは娘さんを連れて、定期的にお参りしているそうです。墓地の関係者には“佐々木の墓に…”と、挨拶していたそうで、知らなかったら、彼女が奥さんと思ってしまうような雰囲気だったそうです。ただ、月命日には萬田さんが来ているのを知っているようで、その日は避けて、前日とかにお参りすることが多いようです」(前出・萬田の知人)
あるとき、こんな事件が起こったという。
「萬田さんがお参りにきたときのことでした。その日、お墓には赤い花が供えられていたんです。それを見た瞬間、萬田さんは“私、赤は嫌いっていってるでしょ? 処分してください!”と声を震わせて怒ったことがあったそうです。萬田さんはきっと“あの人が…”と思ったんでしょう…。佐々木さんは誰が何といおうと私の夫、本当なら、これ以上近寄ってほしくないという思いが、あの赤い花を見たとたん、ふくれあがったんだと思います。“本妻”のプライドとして許せなかったんじゃないですか」(前出・萬田の知人)
※女性セブン2012年7月12日号