男たるもの地図が読めて当たり前、裏道を知ってて当たり前…なんてことを思っている男性も多いだろうが、度が過ぎると困りもの。埼玉県に住むパート勤務の女性Oさん(49才)の夫(52才)は、まさに「道を知っている」ことに異常な執着を持つ男性。そのおかげで、カーナビとケンカするというのだから…。Oさんが、不満をぶちまけます。
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趣味は地図を見ることで、道は誰より知ってる。そういって威張ってたダンナがカーナビを入れたとたん、おかしくなっちゃった。
カーナビとケンカするようになったのよ。カーナビに“ナビ助”って名前までつけて「30m先を左折します。車線を左に変更してください」とアナウンスがあると「なんだとぉ~」って、ケンカの始まりなの。
「おいっ、それは違うだろ。おめぇ、ショートカットする道、知らねぇだろ。あっ、バカ。オレはそっちには行かねえぞ。あはは、しょせんナビ助は機械だな。バカだ」
運転している間中、ずーっとナビ助に罵詈雑言を浴びせまくってるのよ。“ナビ助”っていいだしたときは確か男だったハズなのに、最近は「バカ女」っていってるから「ナビ助、性転換したの?」って娘がいってたわ。
ひとりのときならどんなに汚い言葉で怒鳴ってもいいけど、人を車に乗せてても同じだから困っちゃう。
うちの兄が乗ってたときも「このバカ女が」が始まってね。最初は「ナビってホントにあてにならないね」って相づちを打っていたけど、だんだん妹の私がののしられている気分になってきたのか、途中からダンマリ。最悪の空気だったわよ、ホント。
※女性セブン2012年7月12日号