お料理合コンを皮切りに陶芸合コンと“趣味・習いごと合コン”にチャレンジしてきた婚活中のアラサー記者。次に繋がる出会いもなく、集まる男性もなんだかおとなしくて頼りない感じの男子ばかりなのは、インドアイベントだったからかも!ということで、今回選んだのはスケート合コン。転びそうになったら手を貸してもらえたりして!? まるで氷上の恋人たち!? 心躍らせながら参加した結果は…。合コン第3弾潜入記!
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ムシムシと暑くるしい日が続く今日この頃、スケートリンクなら夏でもヒンヤリ涼しくて快適だし、とうきうきしながら都内のスケート場へ。集合場所に着くやいなや、あ、イケメンがいる!と思ったらイベント担当者でした。な~んだ、ざんねん。そのイケメンくんに促されて、一行はまずリンク入り口の喫茶店でお茶しながら自己紹介タイム。
今回は男女5対5のイベントだったけど、男子2人と女子1人が遅れるというので先にいる人から挨拶することになったわけですが…。うーん、なんか、タイプがいなくてガックリ。むしろ担当のお兄さんがいいんですけど。
そもそも、イベントは今回で3回目だけど毎回遅刻する人の多いこと! やむを得ない事情の人もいるんだろうけど、しょっぱなからなんとなくルーズというか、マイナスイメージを抱いてしまうよねぇ。やる気あるのか、こらー!
とまぁ、なんだかんだで全員そろって改めて自己紹介。事前に登録したプロフィールリストが紙で配られるのだけど、いくら自己PRとはいえ、自分で「おっとり癒し系です」と書いている女性もいてびっくり。オイオイ。
さらに驚きの光景が。狩野英孝をちょっと童顔にした感じのかっこつけた男の子がいたので観察していたら、おもむろに自分のレモネードにガムシロを入れはじめるではないですか。えぇ!? 緊張しちゃったの? それとも相当な甘党!? しかもそのガムシロ、隣の人のアイスティーの分だよ~! “ぼくイケメン”って思ってたりして~、とは口に出せず、心の中でツッコミまくりなスタートとなった。
着替えてスケート場に入ると、予想外の寒さに震える長袖パーカーのみの薄着な私。リンクでは、○○大学スケート部とか、未来の真央ちゃんといったちびっこ達がマジ練習していて、私達のような素人が滑っていいものかと申し訳なくなる雰囲気。ちびっこ達は膝を抱えてくるくるっと回ったり回転ジャンプしたりレベルが高くて、男性陣そっちのけでほぉ~っと見とれてしまった。
一方で私達は一応婚活イベントなので、男女ペアで順に5人全員と組んで話をしながら並走する。滑り慣れない最初こそ、手すり沿いをお互いに声をかけつつ、ときには転びそうになるのを支えてもらい“そうに”なりながら、少しはコミュニケーションを図れていた(はず)。でも、全然大丈夫なのに「大丈夫!?」と腕を支えてきそうな男子がいて、親切でありがたいけど、初対面の人に腕を掴まれるのはどうしても抵抗があるのでつい距離を置いてしまう…。
2人目のペアになると滑り慣れてきて、スイスイと滑りながら会話も弾んだ(はず)。とはいえ、やっぱり初対面の話題といえば、趣味やどんな仕事をしているかとか基本的な話題ばかり。例えば、趣味は料理とスイーツ巡りというひょろっとした永瀬正敏系の男子との会話はこんな感じ。
永瀬似「料理はするんですか?」
私「します」、永瀬似「何を作るんですか?」
私「時間をかけずに作れるものばかりです」
こんなやりとりを立て続けにしていると、段々面倒くさくなるってものです。しかも、スイスイ滑れる同士だと会話もまだできるけど、人を巻き込んで転びそうなドタッバタッとした滑り方の人の隣はとっても冷や冷やしてしまう。見渡せば、スケート場にはカップルで来ている人もチラホラ。そんなカップルは、滑れない女の子の手を男の子が引いてあげるという微笑ましい光景。ああ、そうだよな。スケートって、初対面同士で滑るもんではないよねぇとしみじみと思ったのでした。
そんなわけで、スケート自体は楽しくてどんどんスピードを出したい衝動に駆られてくるし、人に速度を合わせて同じ会話を繰り返すのも面倒になって、4人目くらいになるともう我慢ができず、「すみません、先行っていいですか?」と断りを入れて、イベントの主旨を忘れてスケートに集中し、回遊魚のように滑走し続けた。
毎度、自分のマイペースさに呆れるが(だから結婚できないんだ!)、とはいえ性格はそう簡単に変えられないのです。だって、目の前のことに集中したいじゃないか! こんな私には“趣味・習いごと婚活”は合わないのかも…。でもまぁ、とにかくスケートはすごく楽しかった! またひとりででも滑りに来てしまうかも。どこかにマイペースな私を温かく見守ってくれる人はおらんかね~? 今回のスケート合コン、反省も含めて星1つです~!【★☆☆】