ライフ

アラサー女性記者 スケート合コンで暴走し男子を置き去りに

アラサー記者が暴走したスケート合コン会場

 お料理合コンを皮切りに陶芸合コンと“趣味・習いごと合コン”にチャレンジしてきた婚活中のアラサー記者。次に繋がる出会いもなく、集まる男性もなんだかおとなしくて頼りない感じの男子ばかりなのは、インドアイベントだったからかも!ということで、今回選んだのはスケート合コン。転びそうになったら手を貸してもらえたりして!? まるで氷上の恋人たち!? 心躍らせながら参加した結果は…。合コン第3弾潜入記!

 * * *
 ムシムシと暑くるしい日が続く今日この頃、スケートリンクなら夏でもヒンヤリ涼しくて快適だし、とうきうきしながら都内のスケート場へ。集合場所に着くやいなや、あ、イケメンがいる!と思ったらイベント担当者でした。な~んだ、ざんねん。そのイケメンくんに促されて、一行はまずリンク入り口の喫茶店でお茶しながら自己紹介タイム。

 今回は男女5対5のイベントだったけど、男子2人と女子1人が遅れるというので先にいる人から挨拶することになったわけですが…。うーん、なんか、タイプがいなくてガックリ。むしろ担当のお兄さんがいいんですけど。

 そもそも、イベントは今回で3回目だけど毎回遅刻する人の多いこと! やむを得ない事情の人もいるんだろうけど、しょっぱなからなんとなくルーズというか、マイナスイメージを抱いてしまうよねぇ。やる気あるのか、こらー!

 とまぁ、なんだかんだで全員そろって改めて自己紹介。事前に登録したプロフィールリストが紙で配られるのだけど、いくら自己PRとはいえ、自分で「おっとり癒し系です」と書いている女性もいてびっくり。オイオイ。

 さらに驚きの光景が。狩野英孝をちょっと童顔にした感じのかっこつけた男の子がいたので観察していたら、おもむろに自分のレモネードにガムシロを入れはじめるではないですか。えぇ!? 緊張しちゃったの? それとも相当な甘党!? しかもそのガムシロ、隣の人のアイスティーの分だよ~! “ぼくイケメン”って思ってたりして~、とは口に出せず、心の中でツッコミまくりなスタートとなった。

 着替えてスケート場に入ると、予想外の寒さに震える長袖パーカーのみの薄着な私。リンクでは、○○大学スケート部とか、未来の真央ちゃんといったちびっこ達がマジ練習していて、私達のような素人が滑っていいものかと申し訳なくなる雰囲気。ちびっこ達は膝を抱えてくるくるっと回ったり回転ジャンプしたりレベルが高くて、男性陣そっちのけでほぉ~っと見とれてしまった。

 一方で私達は一応婚活イベントなので、男女ペアで順に5人全員と組んで話をしながら並走する。滑り慣れない最初こそ、手すり沿いをお互いに声をかけつつ、ときには転びそうになるのを支えてもらい“そうに”なりながら、少しはコミュニケーションを図れていた(はず)。でも、全然大丈夫なのに「大丈夫!?」と腕を支えてきそうな男子がいて、親切でありがたいけど、初対面の人に腕を掴まれるのはどうしても抵抗があるのでつい距離を置いてしまう…。

 2人目のペアになると滑り慣れてきて、スイスイと滑りながら会話も弾んだ(はず)。とはいえ、やっぱり初対面の話題といえば、趣味やどんな仕事をしているかとか基本的な話題ばかり。例えば、趣味は料理とスイーツ巡りというひょろっとした永瀬正敏系の男子との会話はこんな感じ。

永瀬似「料理はするんですか?」
私「します」、永瀬似「何を作るんですか?」
私「時間をかけずに作れるものばかりです」

 こんなやりとりを立て続けにしていると、段々面倒くさくなるってものです。しかも、スイスイ滑れる同士だと会話もまだできるけど、人を巻き込んで転びそうなドタッバタッとした滑り方の人の隣はとっても冷や冷やしてしまう。見渡せば、スケート場にはカップルで来ている人もチラホラ。そんなカップルは、滑れない女の子の手を男の子が引いてあげるという微笑ましい光景。ああ、そうだよな。スケートって、初対面同士で滑るもんではないよねぇとしみじみと思ったのでした。

 そんなわけで、スケート自体は楽しくてどんどんスピードを出したい衝動に駆られてくるし、人に速度を合わせて同じ会話を繰り返すのも面倒になって、4人目くらいになるともう我慢ができず、「すみません、先行っていいですか?」と断りを入れて、イベントの主旨を忘れてスケートに集中し、回遊魚のように滑走し続けた。

 毎度、自分のマイペースさに呆れるが(だから結婚できないんだ!)、とはいえ性格はそう簡単に変えられないのです。だって、目の前のことに集中したいじゃないか! こんな私には“趣味・習いごと婚活”は合わないのかも…。でもまぁ、とにかくスケートはすごく楽しかった! またひとりででも滑りに来てしまうかも。どこかにマイペースな私を温かく見守ってくれる人はおらんかね~? 今回のスケート合コン、反省も含めて星1つです~!【★☆☆】

関連キーワード

トピックス

アメリカの実業家主催のパーティーに参加された三笠宮瑶子さま。写っている写真が物議を醸している(時事通信フォト)
【米実業家が「インスタ投稿」を削除】三笠宮瑶子さまに海外メーカーのサングラス“アンバサダー就任”騒動 宮内庁は「御就任されているとは承知していない」
NEWSポストセブン
11月に不倫が報じられ、役職停止となった国民民主党の玉木雄一郎代表、相手のタレントは小泉みゆき(左・時事通信フォト、右・ブログより)
《国民・玉木代表が役職停止処分》お相手の元グラドル・小泉みゆき「連絡は取れているんですが…」観光大使つとめる高松市が答えた“意外な現状”
NEWSポストセブン
10月末に行なわれたデモ。参加者は新撰組の衣装に扮し、横断幕を掲げた。巨大なデコトラックも動員
《男性向けサービスの特殊浴場店が暴力団にNO!》「無法地帯」茨城の歓楽街で「新撰組コスプレ暴排デモ」が行なわれた真相
NEWSポストセブン
秋田県ではクマの出没について注意喚起している(同県HPより)
「クマにお歌を教えてあげたよ」秋田県で人身被害が拡大…背景にあった獣と共存してきた山間集落の消滅
NEWSポストセブン
姜卓君被告(本人SNSより)。右は現在の靖国神社
《靖国神社にトイレの落書き》日本在住の中国人被告(29)は「処理水放出が許せなかった」と動機語るも…共犯者と「海鮮居酒屋で前夜祭」の“矛盾”
NEWSポストセブン
公選法違反で逮捕された田淵容疑者(左)。右は女性スタッフ
「猫耳のカチューシャはマストで」「ガンガンバズらせようよ」選挙法違反で逮捕の医師らが女性スタッフの前でノリノリで行なっていた“奇行”の数々 「クリニックの前に警察がいる」と慌てふためいて…【半ケツビラ配り】
NEWSポストセブン
「ホワイトハウス表敬訪問」問題で悩まされる大谷翔平(写真/AFLO)
大谷翔平を悩ます、優勝チームの「ホワイトハウス表敬訪問」問題 トランプ氏と対面となれば辞退する同僚が続出か 外交問題に発展する最悪シナリオも
女性セブン
2025年にはデビュー40周年を控える磯野貴理子
《1円玉の小銭持ち歩く磯野貴理子》24歳年下元夫と暮らした「愛の巣」に今もこだわる理由、還暦直前に超高級マンションのローンを完済「いまは仕事もマイペースで幸せです」
NEWSポストセブン
医療機関から出てくるNumber_iの平野紫耀と神宮寺勇太
《走り続けた再デビューの1年》Number_i、仕事の間隙を縫って3人揃って医療機関へメンテナンス 徹底した体調管理のもと大忙しの年末へ
女性セブン
白鵬(右)の引退試合にも登場した甥のムンフイデレ(時事通信フォト)
元横綱・白鵬の宮城野親方 弟子のいじめ問題での部屋閉鎖が長引き“期待の甥っ子”ら新弟子候補たちは入門できず宙ぶらりん状態
週刊ポスト
大谷(時事通信フォト)のシーズンを支え続けた真美子夫人(AFLO)
《真美子さんのサポートも》大谷翔平の新通訳候補に急浮上した“新たな日本人女性”の存在「子育て経験」「犬」「バスケ」の共通点
NEWSポストセブン
自身のInstagramで離婚を発表した菊川怜
《離婚で好感度ダウンは過去のこと》資産400億円実業家と離婚の菊川怜もバラエティーで脚光浴びるのは確実か ママタレが離婚後も活躍する条件は「経済力と学歴」 
NEWSポストセブン