「もともと絵を描いたり文章を考えるのが好きなので、“デコはがき”を作ってコメントを書く、という応募形式がとても楽しいんです」
と話すのは懸賞歴4年の主婦・田中喜代子さん(仮名・34才)。現在までの獲得商品の総額は700万円以上。田中さんははがきに飾り付けすることで、目立つようにし当選につなげているという。
「マスキングテープで周りをふちどったり、エンボス加工をしてはがきをキュートに仕上げています。応募先にもよりますが、かわいいものはやはり効果的だと思いますよ。いまは30種類ぐらいをストックして、懸賞の内容によって“このはがきが当たりそう”というものをチョイス。ただし、私書箱で止まるような大きめの懸賞は、機械で抽選を行うことが多いので、デコると逆にはじかれるようです」
そしてもちろん、はがきに書くメッセージも重要だ。
「最近の大物当選は10万円の旅行券とスケートショーのセット。このときは『オリンピックのときの荒川静香さんの演技には身震いしました』といった内容を書き添えました。つねに心がけているのは、企業側が“当てたら喜んでくれるだろうな”と思わせるようなコメント。あるいは辛口意見でも、企業の参考になりそうならあえて書くということ。
最近は毎日お届け物があるので、子供たちが宅配便の配送員のかたに“何が当たったの?”って話しかけたりするので、ちょっと恥ずかしいですね(笑い)」
※女性セブン2012年7月12日号