現在開催中の国会で成立する見込みの「消費税増税法案」。この法案によって、消費税は2年後の2014年4月から8%に、その翌年の2015年10月からは10%に引き上げられることとなる。1997年4月に3%から5%になって以来、17年ぶりの大増税となる。
この増税に向けて、各家庭ではいまからどんな対策をしておくべきか。家計の見直し相談センターの藤川太さんは、増税にも耐えられる家計の“骨格”づくりが必要とアドバイスする。
「毎月、毎月、食費や日用品費を削ってやりくりするのはつらい。いまのうちに、保険代や携帯電話代など、一度見直せばその後ずっと出費が減らせる固定費用の見直しをおすすめします」(藤川さん)
例えば、携帯電話代は、契約している電話会社のアンテナショップに行けば、料金プランを無料で見直してくれる。料金プランは値下げが続いており、2~3年見直ししていない場合、月1000円以上下がることもざらだとか。増税前の駆け込み購入も、“その先”をしっかり見越すべきだ。
「冷蔵庫やクーラーなどの家電を買うなら電気代がぐっとお得になるエコ家電、車ならガソリン代が節約できるエコカーを購入する。『増税前にぱーっと旅行に行こう』ではなく、消費しつつ、増税後の固定費用が節約できる買い物をしたいですね」(藤川さん)
消費税アップが始まる2年後はすぐそこ。いまのうちからしっかり備えておきたい。
※女性セブン2012年7月12日号