4月に勃発した小林幸子(58才)の個人事務所幹部の解任騒動。小林は、6月27日に会見を開き、そこで、解任に関する法的解決金として元社長と元専務に計6000万円を支払うことが決まった後、知人らに<彼女たちの嘘(うそ)がどんどん暴露されていくと思います>と300字以上の“宣戦布告メール”を送っていたことについて問われたが、「意識がもうろうとしていたから(何を打ったか)覚えてない」「睡眠導入剤をのんでいて、よくわからない」などと釈明した。
その翌々日、スポーツニッポン紙がこのメールの全文を掲載したが、そこには、意識がもうろうといいながらも絵文字を交えたうえに、こんな文面が綴られていた。
<相手側はずっと、お金では無い、との事でしたが、結局お金でした!最初に退職慰労金を提示して、そんなもの一円も要らない!と拒否された額の倍!の要求でした>
しかし、これに対して「結局お金」だったのは、むしろ小林のほうではないかという人がいる。事情を知るある音楽関係者だ。
「6000万円という額は“倍の要求”どころか、幸子さんが“まけてくれ”と懇願して、仕方なく妥協した金額です。元社長の関根(良江)さんの代理人が法律に基づいて計算した額は8000万円以上だったんですから」
関根氏と元専務は前出『幸子プロモーション』のほか、2つの関連会社でも取締役となっており、すべてを解任された分の損害賠償額を合わせると、額は8000万円を優に超えるという。
「総額で億近い額だったものを6000万円にまけてもらったのに、小林さんの宣戦布告には“結局お金でした”って。そりゃあ、関根さんたちも怒りますよ」(レコード関係者)
一部報道では、小林の事務所の口座残高がわずか80万円しかなく、小林自ら自腹を切り、借金までしたと伝えられたが、前出の音楽関係者は「あり得ない」と強く否定する。関係者によれば、今年にはいってから小林はすでに2億円の収入があるというのだ。
「小林さんは今年1月に行われた御園座(愛知県名古屋市)の舞台で5000万円、2月から5月までの営業が少なくとも22本、1回分のギャラが600万円として約1億3000万円。ほかにテレビやラジオなどでトータル2億円の収入が確実にあったはずです」(前出・レコード関係者)
※女性セブン2012年7月19日号