仙台駅から車で1時間ほどの遠田郡涌谷町にある「黄金山神社」。日本で初めて金が採れたといわれるこの場所には、金運、開運、商売繁盛の神がまつられ、金運祈願に来る人も多い。
さらに、併設されている休憩所「くがね庵」には、金箔をあしらった茶室があり、金箔を貼った茶わんで抹茶を飲めば、金運が上がると評判だ。そのうえ、「毎年7~8月にかけて、お参りされるかたのなかから、サマージャンボ宝くじに当せんしたという報告が増えるんですよ」(黄金山神社の職員)というから不思議だ。
また、この神社には金にまつわるグッズも多数置かれ、本物のこがね虫がはいったお守りや金箔ケース、金箔入り羊かんが人気だ。
黄金山神社のすぐ近くには、砂金採りの体験もできる「天平ろまん館」がある。採れた砂金はそのまま持って帰ることも、アクセサリーに加工することもできる。
「初めて金が発見された当初、砂金を採るために大勢の人々がここに集まり、徐々に北上していって、平泉の黄金文化につながったという説があります。現在に至るまで金運スポットとして親しまれているんです」(天平ろまん館営業課長・佐々木由吉さん)
金運アップの噂を聞きつけ、日本各地はもとより、近年は中国や香港、韓国からも観光客が多いという。天平ろまん館には宝くじ売り場があり、黄金山神社で当せん祈願した宝くじが売られている。
※女性セブン2012年7月19日号