ライフ

再就職経験あり&したい女性は83% 採用側の本音と面接対策

「夫のボーナスは減るばかり」と愚痴る人も多いだろうが、そんなときに頼りになるのが妻の収入。女性セブンの会員サイト『セブンズクラブ』が、“これまでに再就職活動(職を離れてからの  再就職。派遣・パート・アルバイトを含む)を  したことがありますか?”と、アンケートを実施した。

 その結果、「したことがある」が72%で、「したことはないが、いずれしたい」が11%、「したことがなく、してみたいと思わない」は17%になり、83%の女性が再就職の経験がある、または興味があることが分かった。

 マザーズハローワーク東京の田口貴代さんは次のようにいう。

「徐々に雇用失業情勢は回復してきており、東京都では3月に求人倍率が1倍になりました。しかし、求人によっては、1人の募集に十数人の応募があることも珍しくありません」

 報酬のいい仕事や人気の職種は倍率が高いのは当たり前。そうなると就職試験もふるいにかけるためのものになる。ハナマルキャリアコンサルタントの上田晶美さんもこのように話す。

「結婚や子育てで仕事にブランクがあると、私なんか…とか、何でもやります…と、つい自分を低く見てしまいがち。就職で成功するには戦略が大切です」

 就職試験では何がチェックされているのか、どう自分をアピールしたらいいのか、探っていこう。採用担当者たちは次のように語る。

「電話での問い合わせの際に、何才ですか?と聞くといいよどむ人が多い。年齢制限にこだわらず、意欲をきちんと伝えて面接にこぎつけることがスタート地点」「友達としゃべる感覚で話すのはもってのほか。きちんと仕事モードに切り替えてほしい」

 電話をかけた時から、企業側のチェックは始まっていることをしっかり意識したい。

 約束の時間では、「遅刻してきた時点で会う気がなくなる」「女性は道に迷ったという人が多いが、いい訳にならない」という声も。

 採用担当者の本音を集めてみると、すっかり忘れてしまっていたビジネスマナーや社会人として当たり前のふるまいが問題になっているのがわかった。書類選考や面接でチェックされる履歴書や職務経歴書は、「誤字が1つでもあったらダメ」「字が薄い、小さい人は消極的な印象」「顔写真の表情が暗い、怖いのは選ばない」という声が。

 そして、最大関門の面接には多くの厳しい意見が…。「挨拶の声が小さい、表情が暗い人」「汗をふくハンカチが汚かったり、キャラクターものだったりすると、がっかり」「恥ずかしがっているのか、絶えず口に手を当てたり、髪をいじりながら話すのは印象が悪い」「えーと、を何度も繰り返されるとイライラする」「目を見て話さない人は×」「髪が傷んでボサボサ」「アルバイトやパートでも面接に普段着は失礼」など。思い当たる点がある人は、いますぐ改善しよう。

※女性セブン2012年7月19日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

小室圭さん(左)と眞子さん(右)
小室眞子さんの“後見人”が明かすニューヨークでの生活と就活と挫折「小室さんは『なんでもいいから仕事を紹介してください』と言ってきた」
女性セブン
女子プロレス団体「マリーゴールド」からリングデビューした咲村良子
相次ぐアイドル、グラドルの女子プロレスデビュー “生き字引”ロッシー小川氏「もう飽和状態」「フワちゃんは別格だった」
NEWSポストセブン
年末に結婚を発表した平成ノブシコブシの吉村崇
《まさかの年末年始出演数トップ》ノブコブ吉村崇が今求められる理由「時間帯もMCも問わない万能ぶり」
NEWSポストセブン
ジャッキー
《TRFのSAMや元EXILEのHIROと踊った》映画監督ジャッキー・ウー「その道で食べていこうとは思わなかった」ダンスの世界へ進まなかった理由
NEWSポストセブン
ビアンカ・センソリ(カニエのインスタグラムより)
《“ほぼ丸出し”ファッションに賛否》カニエ・ウェスト、誕生日を迎えた17歳年下妻の入浴動画を公開「彼なりの円満アピール」
NEWSポストセブン
販売されていない「謎の薬」を購入している「フェイク動画」(instagramより。画像は一部編集部にて加工しています)
「こんな薬、売ってないよ?」韓国人女性が国内薬局「謎の薬」を紹介する“フェイク広告動画”が拡散 スギ薬局は「取り扱ったことない」「厳正に対処する」と警告
NEWSポストセブン
教室内で恐ろしい事件が(左は現場となった法政大多摩キャンパス内にある建物、右は教室内の様子)
「女子学生の服が血に染まって…」「犯行直後に『こんにちは!』」法政大・韓国籍女子学生が“ハンマー暴行”で逮捕、学友が語った「戦慄の犯行現場」
NEWSポストセブン
ドジャースでは多くの選手が出産休暇を取っている(USATodaySports_ReutersAFLO)
大谷翔平、第一子誕生へ 真美子夫人の出産は米屈指のセレブ病院か ミランダ・カーやヴィクトリア・ベッカムも利用、警備員増員などで“出産費用1億円超え”も
女性セブン
中居正広の女性トラブルで浮き上がる木村拓哉との不仲
【全文公開・後編】中居正広の女性トラブル浮き上がる木村拓哉との不仲ともう一つの顔 スマスマ現場では「中居のイジメに苛立った木村がボイコット」騒ぎも
女性セブン
たぬかな氏から見た弱者男性とは
「弱者男性はブス女性よりも生きにくい」元プロゲーマーたぬかな氏が断言した「弱男」の厳しい現実とヒエラルキー
NEWSポストセブン
原監督も心配する中居正広(写真は2021年)
《覆された引退説》「本人というよりかはスタッフのため」中居正広が芸能活動の継続を示唆、モチベーションの“源泉”は
NEWSポストセブン
第49回報知映画賞授賞式で主演女優賞を受賞した石原さとみ
石原さとみの夫が経済紙に顔出しで登場 勤務先では幹部職に大出世、複数社で取締役を務め年収は億超えか 超スーパー夫婦の‘秘策”は瞑想
女性セブン