日本はロンドン五輪に総勢224人の女子選手を送り込む。美女揃いとの呼び声が高い女性選手の中でも“大本命”は、体操の田中理恵(25)だが、“穴馬”は馬術・障害飛越個人に出場する武田麗子(27)だ。甲南女子中・高から甲南大と進み、父親が武田薬品工業の元CEOという正真正銘のお嬢様。
「タレントやキャスターとしてはもちろん、清楚な雰囲気はお堅い企業に売り込みやすいので、CM・広告にも活動の場が広がる。女性ウケが良さそうなので化粧品やシャンプーもできそう。もちろん、武田薬品が起用してくれれば最高の展開です」(芸能関係者)
若手ではこの春、重量挙げ53kg級で全日本選手権に初優勝し、金沢のローカル番組では引っ張りだこだった八木かなえ(19)が、五輪デビューで全国区になるのは間違いない。テコンドー代表でアジア大会銀メダルの笠原江梨香(21)や、妹がAKB48メンバーの新体操のサイード横田仁奈(18)といった面々にも目がいくが、「彼女たちは次のリオ五輪も目指す世代なのでタレント活動に専念できない」(同前)のが難点だという。
これだけ有望株が多いと、選ぶ方も大変だろうが、「本当に大変なのは本人たち」と語るのは、ある芸能プロダクション関係者だ。
「五輪はタレント志向の選手にとって第二の人生へのジャンプ台となる。しかし、それは4年周期でライバルが出てくることと同じ。あるメダリストは芸能事務所に入ったものの、結局芸能界では生きていけず、今は細々と子供向けの教室をやっている」
タレントの仕事で表彰台に上がる方が大変なのだ。
※週刊ポスト2012年7月20・27日号