芸能

中野美奈子と同時に卒業した2人の女子アナ“気の毒”な最後

『メルマガNEWSポストセブン』では、ビートたけし、櫻井よしこ、森永卓郎、勝谷誠彦、吉田豪、山田美保子の各氏が、毎号書き下ろしの時事批評を発信する。7月13日に配信された23号では放送作家でコラムニストの山田美保子氏が、女子アナの“異動”を分析する。山田氏が注目したのは、フジテレビの中野美奈子アナが『とくダネ!』を卒業したその日、同時に卒業した2人のアナウンサーだった。以下、メルマガより山田氏のオピニオンを一部紹介する。

 * * *
 この日は、レポーターやコーナー企画を担当していた“ニッポン放送からの移籍組”冨田憲子アナと山本麻祐子アナの『とくダネ!』卒業も発表された。冨田アナはその明るいキャラクターとオバチャンぶりから、午前中時代の『知りたがり!』からも度々お声がかかっていたのだが、社内での評判のひとつに「小倉さんから嫌われているのでは?」というのがあった。実際、小倉さんは冨田アナの“報告”に常に冷たかったように思う。唯一、ちゃんと聞いていたのは、松田聖子の3度目の結婚相手の医師に「家族全員、かかっている」と冨田アナが報告したときだけ。それ以外は、首を傾げたり、意地悪なツッコミをしたり……で、冨田アナも小倉さんの前では失敗してしまうことを悩んでいたと聞く。

 その冨田アナは、報道局に異動することとなり、明るく挨拶をしたところ、小倉さんが「エッ!? 報道?」と言い、右ナナメ前にいたスタッフに「そんなバカな!!」という意味の目配せをしたのを私は見逃さなかった。

 それでも、最後まで笑顔を絶やさなかった冨田アナは、「最初は報道だったんです」と、明るくはないニュースの現場取材に度々行っていたことを笑顔で“報告”(苦笑)。最後の最後まで小倉さんの前では“失敗”してしまい、何とも気の毒だった。

 だが、もっと気の毒だったのは山本麻祐子アナである。彼女の異動先は「広報」。年齢を重ねたり、使い勝手が悪くなった女子アナの“墓場”といったら言い過ぎだろうか。フジテレビに限らず、広報に異動させられる女子アナというのは本当に多いのである。さらに気の毒だったのは、何とか中野美奈子アナだけでなく冨田アナや山本アナについてもイイことを言ってあげようと喋り出した優しい優しい笠井信輔アナが、山本アナの名前を失念してしまったのだ。慌てて「麻祐ちゃん」と呼び、下の名前で呼ぶほど仲がいいことをアピールしたのだけれど、広報に異動させられるショックと、名字を忘れられていたショックが重なったのか、笑顔の冨田アナとは対照的に、ビミョーな表情の山本アナであった。

※メルマガNEWSポストセブン23号

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン