『メルマガNEWSポストセブン』では、ビートたけし、櫻井よしこ、森永卓郎、勝谷誠彦、吉田豪、山田美保子といった様々なジャンルで活躍する論客が、毎号書き下ろしで時事批評を展開する。ここでは7月13日に配信された23号より「吉田豪の今週のオピニオン」の一部を公開する。
さとう珠緒インタビュー前編では、前事務所社長の夜逃げ問題、ヘアヌード写真集、AV出演などの一連の騒動について触れたが、今回の後編ではさとうの意外な一面にプロインタビュアー・吉田豪がさらにバシバシ突っ込む。
* * *
──スピリチュアル的なものは昔からお好きですよね。
さとう:それもまた胡散くさいものが大好きなんですよ! 斎藤一人さんのお話とかも大好きだし。そういうところはクールじゃないんですよね。胡散くさいのあんまり好きじゃないですか?
──いや、ボクはそういうのを否定はしないんですよ。そういう話を聞くのが好きだし。
さとう:私、サンプラザ中野さんにアンチエイジングの薬をいただいて。
──サンプラザさんってホントにいい人なんですよね。インタビューしたときにあの人の本を大量に持っていったら「持ってないのがある」って言うんで「あげますよ」って言ったら、「そういうわけにはいかない。定価が1000円だから2000円払おう」って、そんな人初めてでしたよ。
さとう:えーーーっ、倍の値段? すごくいい人!
──でも本を読むと、あきらかにアウトなこと書いちゃってて。ユダヤ陰謀論も大好きな人で、そういうこととか「最近、胸の大きい女の人が増えてるのは肉に残留した成長ホルモンが原因」だとか自分の本で全部書いちゃったんですよ。
さとう:えーーーっ! 何年ぐらい前ですか?
──4~5年前ですね。
さとう:結構最近じゃないですか!
──あれ面白いから読んだほうがいいですよ。ホメオパシーにハマッてた頃に、サンプラザ・ホメオパス中野名義で出した本なんですけど。
さとう:ホメオパシーも結構、言ったらいけないことみたいになってますよね。
──でも、そういうのお好きなんですよね。
さとう:ホメオパシーもちょっと気になるなって。でも、芸能界で言ってはいけないことっていくつかあるじゃないですか。そういうのもそうだったり。
──宗教もそうだし。
さとう:そうそう、その1個だって聞いたことがあって。ホメオパシーは公の場で言っちゃいけないって。
──女性誌とかでは普通に出てるんですけどね。
さとう:グレーな感じだからダメなんでしょうね。それぐらいだったら、個人の趣味の自由として言ってもいいような感じはちょっとしますけどね。
──昔の日本の芸能界なんてもっと緩いですからね。松本伊代さんの本を読んでたら、伊代ちゃんに「巨人と阪神どっちが好き?」とか聞くコーナーがあったんですね。その中に「自民党と共産党どっちが好き?」っていう質問があって(笑)。
さとう:えーーーっ!
──どっちを選んでも完全アウトじゃないですか。
さとう:そういう真面目なことを聞いておかしな回答を期待したいっていう、ちょっと紳助さん的な感じ?
──それにしたって共産党を選んだらどうするんだって話ですよ。
さとう:そうですよね、すご~い! いまのほうが厳しいのかな?
【さとう珠緒 オフィシャルブログ】
珠緒のおひまなら見てよね
※8月18日(土)下北沢で行なわれる「浴衣&ネールコンテスト」にゲスト審査員として出演予定。