食事や運動以外のちょっとした生活習慣の改善もまた、ボケないためには重要だ。『100歳までボケない101の方法』の著者である白澤卓二順天堂大学教授が勧める、ボケないための生活習慣を3つ紹介する。
【1】ガムを噛んで記憶力アップ
咀嚼自体にも認知機能を保つ機能があることが分かった。高齢者がガムを噛んで記憶テストを受けると、噛まない時に比べて正答率が高かった。咀嚼は脳のジョギングだ。
【2】日光浴をしよう
高齢期の骨や筋肉、脳の機能を保つために重要な働きをするビタミンDは、紫外線を浴びることによって皮膚でコレステロールから合成される。1日1~2時間の日光浴を。
【3】2日前の日記を書く
脳を活性化する方法として、2日前の日記を書くことを推奨している。2回の睡眠を経て、記憶を司る脳の海馬から消えた情報を思い出すことで大脳皮質に位置づけることができる。
※週刊ポスト2012年7月20・27日号