男が趣味に没頭すると時に妻からは煙たがられることも――。結婚27年目のRさん(52才)の夫(54才)は魚釣りにハマってしまい、Rさんは毎日呆れ続けています。
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釣りにハマった2年前から夫の行動がオカシイんです。テレビの釣り番組を録画するためにあれほど「ムダ」とバカにしていたCS放送と契約して、テレビはブルーレイ搭載に買い替えて、ヒマさえあればテレビにかじりつく、くらいなら心配はしません。
釣りに行く3日前から寝ぼけるんです。
「ああ~っ?」
聞いたことがないような大絶叫に驚いて飛び起きると、夫は隣で腕を大きく振り上げています。
「どうしたの!」と聞くと、パチッと目を開けて右、左と首を振って「あぁ、バラした。あっ! えっ? 夢か、ムニャムニャ」
朝になって聞くと「夢とは思えないくらいリアルな“引き”でさぁ。こりゃ、正夢になるってオレは確信したね」って…。同じセリフをもう4回聞いています。
携帯電話だってヘンな使い方をしているんですよ。いつでもマナーモードのバイブにしていて、さらにそれをポケットの中とかバッグの奥にしまいこんでいるんです。急な用事でかけてもつながったためしがありません。
文句をいうと「かすかな振動を、体でキャッチする能力を鍛えているんだ。これさえ身につければ達人だからな」って、またまた釣りの話。
※女性セブン2012年7月26日号